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【グラジオラス】の育て方と花言葉|植えつけ・支柱・掘り上げと木子での増やし方を表で解説

花

剣のような葉の間からすらりと花穂を伸ばし、横向きの花を整然と咲き上がらせるグラジオラス。春に球根を植えれば、夏から秋に華やかな花を楽しめます。この記事では、グラジオラスの特徴・花言葉(色別)・名前の由来・植えつけから掘り上げまでの育て方と、木子での増やし方を表でわかりやすく解説します。

この記事の結論(3行まとめ)
① グラジオラスはアヤメ科トウショウブ属の球根植物。和名トウショウブ(唐菖蒲)
② 名前はラテン語で「小さな剣」。剣のような葉や蕾の形から
③ 夏咲きは3月下旬〜7月に植えつけ、6〜10月に開花。秋に掘り上げ、木子で増やす

グラジオラスとは?

グラジオラスはアヤメ科トウショウブ属(グラジオラス属)の球根植物で、学名は Gladiolus × hybridus。和名はトウショウブ(唐菖蒲)、別名はオランダアヤメ、オランダショウブです。原種は南アフリカを中心に欧州、西アジア、マダガスカルに約180種が自生し、園芸品種は南アフリカの原種をもとに育成されました。

学名Gladiolus × hybridus
科・属アヤメ科・トウショウブ属(グラジオラス属)
和名・別名トウショウブ(唐菖蒲)、オランダアヤメ、オランダショウブ
形態球根、多年草
草丈0.6〜1.5m
開花期6〜10月(夏咲き)
耐寒性/耐暑性弱い/強い

名前の由来

学名の Gladiolus はラテン語で「小さな剣」の意味で、剣のような形の硬い葉や蕾の形から名付けられました。

球根のしくみ

グラジオラスの球根は茎が変形したもので、1つの球根にいくつもの成長点があります。毎年新しい球根に更新され、まわりには「木子(きご)」と呼ばれる豆粒大の小球根ができます。

夏咲きと春咲き

一般に育てられるのは、春に球根を植えて夏〜秋に咲く夏咲きです。このほか、秋(9〜12月)に植えて春に咲く春咲きの系統もあります。春咲きは酸性土を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰で土を中和します。

グラジオラスの花言葉

グラジオラスの花言葉は「密会」「用心(用心深い)」「勝利」などです。「密会」「忍び逢い」「用心深い」は、古代ヨーロッパで人目を忍ぶ恋人たちがグラジオラスの花を使って逢い引きを知らせ合ったという言い伝えに、「勝利」は剣のような葉とまっすぐ伸びる花穂の姿に由来するといわれます。

色花言葉
全体密会、用心、勝利、忍び逢い、忘却
赤堅固、用心深い
ピンクたゆまぬ努力、ひたむきな愛、満足
紫情熱的な恋
白密会
英語strength of character(人格の強さ)、sincerity(誠実)、remembrance(思い出)

花言葉は紹介する資料によって少しずつ異なります。贈り物にするなら、「勝利」やピンクの「たゆまぬ努力」は、発表会や試合の応援、門出のお祝いにも向いています。

グラジオラス(夏咲き)の栽培カレンダー

時期主な作業
3月下旬〜7月植えつけ(時期をずらして植えると長く楽しめる)
植えつけ後本葉が出てから開花まで、土の表面が乾いたらたっぷり水やり
蕾が伸びたら土寄せか支柱立て
6〜10月開花(植えつけから約3〜4か月)。花後はお礼肥
秋葉が枯れたら掘り上げ、日陰で乾燥
冬球根を凍らない場所で保管

グラジオラスの育て方

置き場所

日当たりのよい花壇に咲くグラジオラス
少なくとも半日は日が当たる場所に

グラジオラスは日当たりのよい場所が必要で、少なくとも半日は日が当たるのが望ましく、日陰では花がつきにくくなります。生育適温は日中25℃以上、最低15℃以上です。

球根の選び方と植えつけ

項目ポイント
時期霜や凍結の心配がなくなる3月下旬以降。7月までずらして植えられる
よい球根丸みと厚みのあるもの。平たいものは避ける
深さ球根の高さの約2倍の厚さに土をかぶせる
株間10cm以上
開花まで約3〜4か月(木子からは約5か月)

水やり

乾燥には強いものの、生育期にはしっかり水が必要です。鉢植えは本葉が出てから開花まで、土の表面が乾いたらたっぷり与え、開花後はやや乾かし気味でかまいません。庭植えはバークチップなどでマルチングすると効果的です。

用土・肥料

鉢植えの用土は赤玉土7・腐葉土3や一般の草花用培養土で、少量の苦土石灰を混ぜるとよいとされています。肥料は窒素分が控えめで、リン酸・カリ分が多いものが適しています。窒素肥料が多いと球根が腐りやすくなるので注意しましょう。

支柱

花が咲くと倒れやすいので、蕾が伸びてきたら根元に土を寄せるか支柱を立てます。蕾は成長するので、結束は緩めにします。

掘り上げと木子での増やし方

グラジオラスの花
花後は球根を太らせて秋に掘り上げる
掘り上げから植えつけまで
  • STEP1
    掘り上げる

    秋に葉が枯れたら株を掘り上げます。

  • STEP2
    乾燥させる

    日陰で乾燥させ、完全に乾いてから茎葉を切ります。

  • STEP3
    球根を選別

    春に植えた古い球根は枯れているので取り除き、新しい球根と木子を分けます。

  • STEP4
    保管

    冬は凍らない場所で保管します。

  • STEP5
    植えつけ

    翌春、新しい球根と木子を植えます。木子は直径1cm以上あれば開花します。

親球の周りにできる木子を取り分けて植えるのが最も一般的な増やし方です。タネからも育てられますが、開花は3年目で、親と異なる花が咲くことが多いとされています。

病害虫と対策

症状主な原因対策
球根や株元が腐る首腐病窒素肥料を控える。2〜3年ごとに植え場所を変え、鉢植えは毎年新しい用土に
葉や花にモザイク状の模様ウイルス病発病株は処分
葉がかすれるハダニ水で洗い流す

主な品種

品種特徴
‘トラベラ’ラベンダーピンクの早生種。遅植えでも秋に花が楽しめる
‘ツルーラブ’花穂が長く花つきがよい晩生種
‘ヘクター’朱赤の大輪。茎がしっかりして育てやすい
‘富士の雪’クリームホワイトの大輪

よくある質問(FAQ)

Q. 花が咲きませんでした。

A. 日照不足だと花がつきにくくなります。少なくとも半日は日が当たる場所に植えましょう。平たい球根や小さな木子も咲きにくいことがあります。

Q. 球根は植えっぱなしでいい?

A. 耐寒性が弱いので、秋に掘り上げて凍らない場所で保管するのが基本です。連作で首腐病が出やすくなるため、植え場所も2〜3年ごとに変えましょう。

Q. 長く花を楽しむコツは?

A. 3月下旬〜7月の間に時期をずらして植えつけると、開花期をずらして長く楽しめます。

Q. グラジオラスに怖い花言葉はありますか?

A. 「密会」「用心」は少し意外に聞こえますが、恋人たちの逢い引きの言い伝えに由来するもので、怖い意味ではありません。「勝利」「ひたむきな愛」などの前向きな花言葉もあります。

まとめ

  • グラジオラスはアヤメ科トウショウブ属の球根植物(ユリ科・多肉植物ではない)
  • 名前はラテン語の「小さな剣」。剣のような葉や蕾の形から
  • 花言葉は「密会」「用心」「勝利」。ピンクは「たゆまぬ努力」、紫は「情熱的な恋」
  • 日当たりが必須。窒素控えめ、リン酸・カリ多めの肥料で
  • 3月下旬〜7月に植えつけ、約3〜4か月で開花。蕾が伸びたら支柱を
  • 秋に掘り上げて乾燥・保管。木子で増やす

ほかの花の育て方は、ハイビスカスやアジサイの記事もあわせてご覧ください。

参考文献

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