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【インブリカタ】エケベリアの育て方|七福神との違い・冬越し・子株の増やし方を表で解説

エケベリア・インブリカタ エケベリア属

青みがかった丸い葉がバラの花のように重なり、子株を出してこんもり群生するエケベリア・インブリカタ。エケベリアの中でも寒さに強く丈夫な、古くからある交配種です。この記事では、インブリカタの特徴・七福神との関係・季節ごとの育て方・子株での増やし方を表でわかりやすく解説します。

この記事の結論(3行まとめ)
① インブリカタはエケベリア・セクンダ×ギビフローラ‘メタリカ’の交配種。直径15〜20cmほどのロゼットが群生する
② 春秋型。日当たりのよい場所で、夏は雨を避けた風通しのよい半日陰。エケベリアの中では寒さに強い
③ 子株・葉ざしで増やせる。適期は3〜6月と9〜10月

エケベリア・インブリカタとは?

エケベリア・インブリカタのロゼット
エケベリア・インブリカタのロゼット

インブリカタ(Echeveria ‘Imbricata’、E. × imbricata)は、ベンケイソウ科エケベリア属の交配種です。エケベリア・セクンダ(旧名 グラウカ)とギビフローラ‘メタリカ’の交配で、淡い青色のスプーン形の葉が重なるロゼットをつくります。「インブリカタ」はラテン語で「瓦状に重なった」という意味で、葉が規則正しく重なる姿を表しています。

項目内容
学名Echeveria ‘Imbricata’(E. × imbricata)
交配親エケベリア・セクンダ × ギビフローラ‘メタリカ’
分類ベンケイソウ科エケベリア属
流通名インブリカタ、インブリカータ、七福神・玉鳳と呼ばれることも
生育型春秋型
大きさロゼットの直径15〜20cmほど。子株を出して群生する
花初夏、ピンクの花茎の先に、口元が黄色いピンクのちょうちん形の花
耐寒性エケベリアの中では強い。短時間なら−5℃程度に耐えるとされる(英国の耐寒区分 RHS H3)

インブリカタと七福神の違い

日本では「七福神」という名前が、インブリカタとエケベリア・セクンダの両方に使われることがあります。インブリカタはセクンダを親にもつ交配種なので姿がよく似ていますが、別の植物です。子株の出方はセクンダのほうが多いとされます。セクンダ(七福神)の育て方は【七福神(エケベリア・セクンダ)】の育て方で解説しています。

インブリカタの年間管理カレンダー

時期置き場所水やり作業
3〜6月日当たりのよい戸外用土の表面が乾いたらたっぷり植え替え・株分け・葉ざし。初夏に開花
7〜8月雨の当たらない風通しのよい半日陰控えめにして乾かし気味蒸れ対策
9〜11月日当たりのよい戸外用土の表面が乾いたらたっぷり株分け・葉ざし(9〜10月)。肥料は早めに
12〜2月最低気温5℃を下回ったら室内の明るい場所控えめにして乾かし気味霜・凍結を避ける

インブリカタの育て方

置き場所・日当たり

子株を出したインブリカタ
子株を出したインブリカタ

日当たりのよい場所を好みます。日照が足りないと葉が間延びしてロゼットの形がくずれます。エケベリアは高温多湿に弱いので、夏は雨の当たらない風通しのよい半日陰に置きましょう。室内から急に強い日差しに出すと葉焼けするので、少しずつ慣らします。

水やり

時期水やりの目安
春・秋(生育期)用土の表面が乾いたらたっぷり
夏(梅雨明け後)控えめにして乾かし気味
冬ほとんど乾かした状態で管理

ロゼットの中心に水がたまったままになると、傷みやカビの原因になります。葉の上からではなく株元に水を与えましょう。

用土・肥料

水はけのよい用土を使います。市販の多肉植物用の土か、鹿沼土小粒・赤玉土小粒・ピートモス・川砂・くん炭を等量ずつ混ぜた配合土が向いています。肥料は春と秋の生育期に緩効性化成肥料か液体肥料を少量与えます。秋に肥料が残ると葉の色づきが悪くなるので、秋は早めに済ませましょう。

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冬越し

インブリカタはエケベリアの中でも寒さに強い品種で、短時間なら−5℃程度に耐えるとされています。ただし霜や凍結に当たると葉が傷むので、最低気温が5℃を下回るようになったら室内の明るい場所に取り込むと安心です。冬は水を控えて乾かし気味に管理します。

インブリカタの増やし方

インブリカタの子株
インブリカタの子株

インブリカタは株元から子株を出して増えます。株分け(子株)・葉ざし・さし芽で増やせ、適期は3〜6月と9〜10月です。

方法やり方ポイント
株分け(子株)子株を根ごと外すか、付け根で切って乾かしてから植えるもっとも簡単で確実
葉ざし下の葉を付け根ごと外し、乾いた土の上に置く葉の付け根を必ず一緒に外す
さし芽茎が伸びた株の頭を切り、切り口を乾かしてから植える形がくずれた株の仕立て直しに
植え替えの手順
  • STEP1
    時期を選ぶ

    2〜3年に1回、生育期の直前か初め(春・秋)に行います。

  • STEP2
    株を抜いて整理する

    古い土を落とし、傷んだ根と枯れた下葉を取り除きます。

  • STEP3
    子株を分ける

    増えた子株はこのときに分けて別の鉢に植えます。

  • STEP4
    数日後から水やり

    乾いた用土に植え、明るい日陰で数日おいてから水を与えます。

よくあるトラブルと対策

群生したインブリカタ
群生したインブリカタ
症状主な原因対策
葉の間が開いて間延びする日照不足日当たりのよい場所へ。伸びた株はさし芽で仕立て直す
株元が黒く腐る・葉が落ちる夏の蒸れ、過湿、中心にたまった水雨を避け、風通しをよくする。水は株元に
葉が茶色く焼ける急な強光、真夏の直射日光少しずつ日に慣らし、夏は半日陰に
葉の間に白い綿コナカイガラムシ見つけしだい取り除き、薬剤で駆除
新芽や花茎に小さな虫アブラムシ見つけしだい駆除
枯れた下葉がたまる古い葉の自然な枯れ害虫のすみかになるので取り除く

よくある質問(FAQ)

Q. インブリカタと七福神は同じ植物ですか?

A. 「七福神」はインブリカタとエケベリア・セクンダの両方に使われる名前です。インブリカタはセクンダとギビフローラ‘メタリカ’の交配種で、セクンダとは別の植物です。

Q. インブリカタは外で冬越しできますか?

A. エケベリアの中では寒さに強く、短時間なら−5℃程度に耐えるとされます。ただし霜・凍結で葉が傷むので、最低気温が5℃を下回る時期は室内の明るい場所が安心です。

Q. インブリカタの花はいつ咲きますか?

A. 初夏に、ピンクの花茎の先に口元が黄色いピンクのちょうちん形の花を咲かせます。株を消耗させたくないときは花茎を早めに切りましょう。

まとめ

  • インブリカタはセクンダ×ギビフローラ‘メタリカ’の交配種。青みのある葉が重なるロゼット
  • 「七福神」と呼ばれることもあるが、セクンダとは別の植物
  • 春秋型。日当たりのよい場所で、夏は雨を避けた半日陰
  • エケベリアの中では寒さに強いが、霜・凍結は避ける
  • 子株・葉ざし・さし芽で増やせる。適期は3〜6月と9〜10月

エケベリア全体の育て方は【エケベリア】の育て方入門もあわせてご覧ください。

参考文献

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