南国の青空に映える鮮やかなピンクや紫、オレンジのブーゲンビリア(ブーゲンビレア)。実は、あの色鮮やかな部分は花びらではなく「苞(ほう)」と呼ばれる葉が変化したものです。この記事では、ブーゲンビリアの特徴・名前の由来・花を咲かせる育て方のコツを表でわかりやすく解説します。
この記事の結論(3行まとめ)
① ブーゲンビリアはオシロイバナ科の熱帯花木。和名イカダカズラ。中南米原産
② 色づく部分は苞で、本当の花は中心の白い小さな筒状花
③ 花を咲かせるコツは「日当たり」「水と肥料を控えめに」「植え替えすぎない」
ブーゲンビリアとは?



ブーゲンビリアはオシロイバナ科イカダカズラ属(ブーゲンビレア属)の熱帯植物で、和名はイカダカズラ(筏葛)。原産地は中南米です。美しく着色した部分は苞で、中心部に白色の小さな筒状の花をつけます。
| 学名 | Bougainvillea(ブーゲンビレア属) |
| 科・属 | オシロイバナ科・イカダカズラ属 |
| 和名 | イカダカズラ(筏葛) |
| 原産地 | 中南米 |
| 樹高 | 0.5〜3m |
| 開花期 | 4〜5月、10〜11月(育て方により大きく異なる) |
| 耐寒性/耐暑性 | やや弱い/強い |
名前の由来
フランスの探検家ルイ・アントワーヌ・ド・ブーガンヴィル(1729〜1811)が世界一周航海の途中、1767年にリオデジャネイロに寄港した際、同行した植物学者コメルソンが、大きな紫紅色の苞をもつつる性の低木を採集し、ブーガンヴィルにちなんで「bougainvillea」と名付けました。
とげについて
ブーゲンビリアの枝にはとげがあります。肥料と水を多く与える育て方では、枝葉ばかり茂ってとげが目立つようになり、花つきも悪くなります。剪定や誘引のときは手袋をしましょう。
主な品種
| 品種 | 特徴 |
|---|---|
| ‘ブライダル・ピンク’ | 白い苞の先端がほのかにピンク色になる複色 |
| ‘サンデリアナ’ | 苞は紫紅色。寒さに特に強い |
| ‘ミセス・バット’ | 赤色。枝変わりから多くの花色や八重咲きが生まれた |
ブーゲンビリアの育て方
置き場所

日当たりのよい場所を好み、日陰では花が咲かなくなります。庭植えで花を咲かせるには、家や塀のそばなど根の広がりが制限される場所や、斜面・屋根近くの乾燥気味の場所が適しています。耐寒性がやや弱いので、寒い地域では鉢植えにして冬は室内の日当たりのよい場所へ移しましょう。
水やり:乾かし気味がポイント
| 時期 | 水やりの目安 |
|---|---|
| 蕾がついている時期・剪定後 | 鉢土の表面が乾いてから与える |
| 新しい枝が10cm以上伸びたら | 乾かし気味に管理すると蕾がつきやすい |
肥料:与えすぎない
常に肥料を施し続けると花芽がつきにくくなります。肥料は開花後に、効果が1か月程度続く置き肥を施す程度にしましょう。
用土・植え替え
用土は水はけのよい赤玉土小粒7・腐葉土3など(6号鉢以上は赤玉土を中粒に)。毎年植え替えると花が咲きにくくなるので、2〜3年に1回、根を傷めないよう軽く用土を落として植え替えます。
花を咲かせる3つのコツ
| コツ | 内容 |
|---|---|
| 日当たり | 日陰では咲かない。よく日に当てる |
| 水と肥料を控えめに | 与えすぎると枝葉ばかり茂ってとげが目立ち、花芽がつきにくい |
| 根を窮屈に | 植え替えは2〜3年に1回。庭植えは根の広がりが制限される場所が向く |
剪定と増やし方
花後に伸びすぎた枝を切り詰めます。太く直立した徒長枝が出たら、早めに付け根から切り取りましょう。増やすならさし木が適しており、5〜6月に枝を2〜3節つけて切り、赤玉土などの清潔な用土にさします。
- STEP1枝を切る
枝を2〜3節つけて切ります。
- STEP2用土にさす
赤玉土などの清潔な用土にさします。
- STEP3乾かさずに管理
明るい日陰で、用土を乾かさないように管理します。
病害虫
病気は特にありません。害虫はアブラムシがあまり発生しないものの、枝先に出ることがあるので、見つけしだい取り除きましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 葉ばかり茂って花が咲きません。
A. 日当たり不足、水や肥料の与えすぎ、毎年の植え替えが主な原因です。よく日に当て、新しい枝が10cm以上伸びたら乾かし気味に管理しましょう。
Q. 花びらのように見える部分は何?
A. 葉が変化した「苞」です。本当の花は中心にある白い小さな筒状の花です。
Q. 寒さに強い品種は?
A. ‘サンデリアナ’は寒さに特に強い品種とされています。
まとめ
- ブーゲンビリアはオシロイバナ科の熱帯花木。和名イカダカズラ、中南米原産
- 色づく部分は苞。本当の花は中心の白い小さな花
- 名前は探検家ブーガンヴィルにちなみ、同行した植物学者コメルソンが命名
- 花を咲かせるコツは日当たり・水と肥料を控えめ・植え替えすぎない
- 剪定は花後、さし木は5〜6月
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