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【ヒマワリ】の育て方|太陽を追う仕組み(研究結果)・タネまき・支柱を表で解説

花

夏の青空の下、大輪の黄色い花を咲かせるヒマワリ(向日葵)。タネをまけば約2か月で花が咲く、初心者にも育てやすい一年草です。「太陽を追いかけて回る」といわれますが、実は回るのは若いつぼみの時期だけ。この記事では、ヒマワリの特徴・本当に太陽を追う?の答え・育て方を表でわかりやすく解説します。

この記事の結論(3行まとめ)
① ヒマワリはキク科の一年草(Helianthus annuus)。北アメリカ原産。開花期は7〜9月
② 太陽を追って動くのは成長中の若い株。咲いた花はほぼ東向きで止まる(Science誌, 2016年)
③ タネは4月下旬以降に直まき。花が咲くまで2週間おきに追肥。背の高い品種は支柱を

ヒマワリとは?

ヒマワリは学名 Helianthus annuus、北アメリカ原産の一年草です。草丈は30〜300cmと品種によって大きく異なり、開花期は7〜9月。花色は黄のほか、オレンジ、茶、複色もあります。

学名Helianthus annuus
科キク科
漢字表記向日葵
原産地北アメリカ
形態一年草
草丈30〜300cm
開花期7〜9月
花色オレンジ、黄、茶、複色
耐寒性/耐暑性弱い/強い

ヒマワリは本当に太陽を追いかける?

東を向いて咲くヒマワリ
咲いた花は東向きで止まる

カリフォルニア大学デービス校などの研究チームが2016年にScience太陽を追って動くのは成長中の若いヒマワリです。

項目研究でわかったこと
成長中の若い株朝は東を向き、日中に西へ向きを変え、夜のうちに東へ戻る
しくみ体内時計(概日時計)が茎の東側と西側の伸び方を交互に変えることで動く
花が咲くころ成長がゆるやかになると動きが止まり、東向きで落ち着く
東向きの利点朝に花が早く温まり、西向きの花の約5倍の送粉昆虫が訪れた
動けない株支柱で固定して動けなくした株は、葉の面積や重さが小さくなった

研究を率いたステイシー・ハーマー教授は、これを「自然環境の中で植物の体内時計が成長を調節している初めての例」と述べています。つまり咲いたヒマワリが一日中太陽を追うわけではないのです。

ヒマワリの栽培カレンダー

時期作業ポイント
4月下旬〜7月上旬タネまき(発芽適温20〜25℃)直まきが基本。ポットまきは本葉3枚前後で定植
生育中追肥・支柱立て花が咲くまで2週間おきに化成肥料
7〜9月開花タネまきから約2か月で開花
花後タネ採り・片づけ1茎1花の品種はそのまま枯らしてタネを採る

ヒマワリの育て方

置き場所・土

日当たりと水はけのよい場所で育てます。腐植質の多い土を好むので、牛ふん堆肥や腐葉土を入れてよく耕しておきます。鉢植えの用土は草花用培養土7・腐葉土2・牛ふん堆肥1が目安です。

タネまき

タネまきの手順
  • STEP1
    時期を待つ

    発芽適温は20〜25℃なので、戸外まきは4月下旬以降に。

  • STEP2
    まく

    深さ2cmほどの穴に2〜3粒ずつまきます。株間は一般品種15〜20cm、高性種50〜60cm。

  • STEP3
    間引く

    発芽後、生育のよい株を1本残します。

  • STEP4
    定植(ポットまきの場合)

    本葉3枚前後で植えつけます。直根性で植え替えを嫌うので、根鉢をくずさないように。

水やり

時期水やりの目安
発芽〜生育初期表土が乾いたらたっぷり与えて根を張らせる
生育が進んだら徐々に減らす
大型品種の夏葉がしおれやすく、ほぼ毎日の水やりが必要なことも

肥料

植えつけ時に緩効性肥料を元肥として施し、花が咲くまで2週間おきに化成肥料を追肥します。

支柱と花がら

成長が早く倒れやすいので、草丈が高くなる品種は成長に合わせて支柱を立てます。花がらは、1茎1花の品種は摘まずに枯らしてタネを採り、タネが不要なら株ごと抜きます。多花性の品種は花茎のつけ根から切ります。

病害虫と対策

症状主な原因対策
葉に淡黄〜淡褐色の斑点べと病(雨が続く時期)株元をマルチングして土からの感染を防ぐ
葉がかさかさで色が薄いハダニ(高温乾燥時)見つけしだい速やかに駆除
葉裏に白い虫、揺すると飛ぶオンシツコナジラミ見つけしだい速やかに駆除

よくある質問(FAQ)

Q. 咲いたヒマワリが太陽のほうを向いていません。

A. 太陽を追うのは成長中の若い株で、咲いた花は東向きで止まります(Science誌, 2016年)。西日の当たる場所では、花が太陽と反対を向いているように見えることもあります。

Q. 苗を植え替えたらしおれてしまいました。

A. ヒマワリは直根性で植え替えを嫌います。花壇なら直まきが確実です。

Q. 挿し木で増やせますか?

A. 一年草なので、タネをまいて育てるのが基本です。1茎1花の品種は、花を枯らしてタネを採りましょう。

まとめ

  • ヒマワリはキク科の一年草(Helianthus annuus)。北アメリカ原産、開花期は7〜9月
  • 太陽を追うのは若い株だけ。咲いた花は東向きで止まり、朝に温まって虫が多く訪れる
  • タネまきは4月下旬以降に直まき。株間は一般品種15〜20cm、高性種50〜60cm
  • 花が咲くまで2週間おきに追肥。背の高い品種は支柱を
  • 増やすならタネで。べと病・ハダニ・コナジラミに注意

ほかの夏の花は、メランポジウムやニチニチソウの記事もあわせてご覧ください。

参考文献

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