PR

【アジサイ】の育て方|花色が変わる理由・剪定時期・増やし方を表で解説

アジサイ 植物
アジサイ

梅雨空の下、青やピンク、紫の大きな花房を咲かせるアジサイ。土によって花色が変わる不思議な性質や、剪定のタイミングなど、知っておくと毎年きれいに咲かせられるポイントがあります。この記事では、アジサイの特徴・花色の秘密・育て方・剪定と、知っておきたい注意点を表でわかりやすく解説します。

この記事の結論(3行まとめ)
① 開花期は6月〜9月上旬。名前は「集(あつむ)+真藍(さあい)」から転じたとされる
② 花色は土の酸度で変わる。酸性で青、中性〜弱アルカリ性で赤(ピンク)系に
③ 剪定は花後の7月上旬〜9月中旬に。葉には毒性があるので料理の飾りには使わない

アジサイとは?

形態落葉低木(庭木・花木)
樹高約2m
開花期6月〜9月上旬
花色青、紫、ピンク
耐寒性/耐暑性ふつう/やや弱い(特に乾燥時)
花言葉辛抱強い愛情、寛容

名前の由来

アジサイの名前は、古語で「集める」を意味する「集(あつむ)」と、真っ青を意味する「真藍(さあい)」から「あづさい」となり、それが転じたものといわれています。小さな青い花が集まった様子を表しているとされます。

花色が変わるのはなぜ?土の酸度との関係

紫色のアジサイ
土の酸度で花色が変わる

アジサイの花色は土壌の酸性度に影響されると説明されています。酸性の土では土の中のアルミニウムが溶けて根から吸収され、青系の色になりやすく、中性〜弱アルカリ性の土では赤(ピンク)系の色がよく出ます。

目指す色土の酸度方法の例
青くしたい酸性酸性のピートモスを混ぜる、ミョウバンの500〜1000倍液を春から開花前に数回与える
赤(ピンク)にしたい中性〜弱アルカリ性春に1回、苦土石灰30〜50gを株元にすき込む

土の酸度を調整するときは、酸度を調整していない(未調整の)ピートモスや、苦土石灰を使います。使用量はラベルの表示を確認しましょう。
・花ごころ 未調整ピートモス 4L(Amazon)
・朝日アグリア ハイパワー苦土石灰 600g(Amazon)

ただし、白花系やヤマアジサイ系は酸度の影響を受けにくく、青色系の品種をアルカリ性にすると濁った赤紫になりやすいとされています。品種に合わせて調整しましょう。

アジサイの年間栽培カレンダー

時期株の状態主な作業
2月上旬〜3月上旬休眠太く木化した古い茎を整理
〜3月休眠寒肥(堆肥などの有機物+草木灰)
3〜4月芽吹き春ざし(前年枝)
5月ごろつぼみ追肥(油かすなど)
6月〜9月上旬開花6月ごろ夏ざし(当年枝)。水切れに注意
7月上旬〜9月中旬花後花がら摘みと剪定
11月下旬ごろ落葉切り詰め(樹形を小さくしたい場合)

アジサイの育て方

置き場所・日当たり

アジサイは耐陰性があるものの、花つきをよくするには日当たりのよい場所が適しています。やや湿り気があり、肥よくな土を好みます。

水やり

庭植え・鉢植えとも水切れに注意します。土が乾きすぎると、生育や花つきが悪くなります。とくに夏の乾燥には弱いので、鉢植えは毎日土の状態を確認しましょう。

用土・肥料

項目内容
用土(鉢植え)黒土を主体に堆肥などの有機質を加え、通気性と保湿性のために鹿沼土などを混ぜる
寒肥3月までに、堆肥などの有機物と草木灰を混ぜて株の周囲に施す
追肥開花前の5月ごろに油かすなどを施す

剪定(来年も咲かせるためのポイント)

花後のアジサイ
花後に剪定して来年に備える

アジサイの剪定は時期が大切です。次のように紹介されています。

作業時期方法
花がら摘み・剪定7月上旬〜9月中旬今年伸びた新梢の芽(節)を3〜5個残して切る
切り詰め落葉前後(11月下旬ごろ)樹形を小さくしたいとき。枝の下に残る大きい芽から花が咲くこともある
古い枝の整理2月上旬〜3月上旬太く木化した茎を整理する

園芸相談でも、古い枝を地際近くまで一度に切ると翌年咲かないことがあるので、株を一度に小さくしすぎないよう注意が呼びかけられています。

花がら摘みや剪定には、よく切れる剪定ばさみを使いましょう。
・剪定ばさみ(Amazon)

植えつけ・植え替え

植えつけは落葉期間中ならいつでも可能です。鉢植えは2〜3年に1回植え替えて、用土の通気性を保ちます。

アジサイの増やし方

さし木で増やしたアジサイ
さし木でかんたんに増やせる
方法適期ポイント
春ざし3〜4月前年枝の充実した穂木を使う
夏ざし6月ごろ当年枝の充実した穂木を使う
株分け植え替えの適期小分けしすぎないよう注意

病害虫と注意点

症状主な原因対策
葉に白い粉うどんこ病込んだ枝葉を剪定して風通しをよくする
葉にモザイク状の模様モザイク病発病株は早めに処分
葉に斑点斑点病、炭そ病発病した葉を取り除く
葉や枝が食べられる・虫がつくオオミノガ、カイガラムシ、アブラムシなど(春〜夏)見つけしだい除去

⚠ アジサイの葉は食べないで
料理の飾りに添えられたアジサイの葉を食べて、嘔吐やめまいなどの食中毒を起こした事例があります(2008年、茨城県・大阪市)。有毒成分ははっきりしていませんが、食用を避けるよう呼びかけています。料理の飾りに使ったり、子どもやペットが口にしたりしないよう注意しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 青いアジサイがピンクになってしまいました。

A. 土が中性〜アルカリ性に傾いた可能性があります。青色を保ちたい場合は、酸性のピートモスを混ぜるなどして土を酸性に保ちましょう。

Q. 今年は花が咲きませんでした。

A. 剪定の時期が遅かったり、古い枝を一度に強く切りすぎたりすると、翌年の花が少なくなることがあります。剪定は花後の7月上旬〜9月中旬に行いましょう。

Q. 日陰でも育ちますか?

A. 耐陰性はありますが、花つきをよくするには日当たりのよい場所が適しています。

まとめ

  • アジサイの開花期は6月〜9月上旬。名前は「集(あつむ)+真藍(さあい)」が由来とされる
  • 花色は土の酸度で変化:酸性で青、中性〜弱アルカリ性で赤(ピンク)系
  • 水切れに注意し、やや湿り気のある肥よくな土で育てる
  • 剪定は花後の7月上旬〜9月中旬に、新梢の芽を3〜5個残して
  • アジサイの葉は食中毒の事例があるので食べない・料理に飾らない

土づくりで花色を変えられるのも、アジサイ栽培の楽しみのひとつ。剪定のタイミングを押さえて、毎年の梅雨を美しい花で彩ってください。

参考文献

コメント

タイトルとURLをコピーしました