小さな花が手まりのように集まって咲き、春から秋まで庭や鉢を彩るバーベナ(美女桜)。花色が豊富で、色ごとに異なる花言葉をもつのも魅力です。この記事では、バーベナの花言葉と由来、長く咲かせる育て方・切り戻しのコツを表でわかりやすく解説します。
この記事の結論(3行まとめ)
① 花言葉は「魔力」「魅力」。色別に赤「団結」、白「私のために祈ってください」、ピンク「家族の和合」、紫「私はあなたに同情します」
② 日当たりと風通しのよい場所で。酸性土を嫌うので植えつけ前に苦土石灰を
③ 花がら摘みと8月中・下旬の切り戻しで、5月中旬〜11月中旬まで長く咲く
バーベナの花言葉




| 色 | 花言葉 | 由来 |
|---|---|---|
| 全体 | 魔力、魅力 | 古くから魔法や宗教と結びつけられ、「魔女の薬草」と呼ばれてきたことから |
| 赤 | 団結 | 小さな花が輪のように集まって咲く姿から |
| 白 | 私のために祈ってください | - |
| ピンク | 家族の和合 | 小さな花が輪のように集まって咲く姿から |
| 紫 | 私はあなたに同情します | - |
贈り物にするなら、家族へのプレゼントにはピンク(家族の和合)、仲間やチームへの応援には赤(団結)がぴったり。紫の「同情」は場面を選ぶので、お祝いには避けたほうが無難です。
バーベナの名前の由来と基本データ
属名 Verbena は、ラテン語の「verbena」に由来します。語源辞典 もとは宗教儀式で使われた月桂樹やオリーブ、ミルラなどの葉や小枝を指す言葉でした。和名の「美女桜(ビジョザクラ)」は、花の形が桜に似ていることから付けられたとされています(LOVEGREEN)。
| 学名 | Verbena |
| 和名 | 美女桜(ビジョザクラ) |
| 科・属 | クマツヅラ科・バーベナ属 |
| 原産地 | 南北アメリカの熱帯〜亜熱帯 |
| 形態 | 一年草・多年草(宿根バーベナ) |
| 草丈 | 20〜150cm(高性種を含む) |
| 開花期 | 5月中旬〜11月中旬 |
| 耐寒性 | 弱い(一年草品種)〜やや弱い(多年草品種) |
📌 レモンバーベナとは別の植物
ハーブの「レモンバーベナ」も同じクマツヅラ科ですが、属が異なる別の植物です(LOVEGREEN)。
バーベナの年間栽培カレンダー
| 時期 | 株の状態 | 主な作業 |
|---|---|---|
| 春(苗の出回る時期) | 苗の植えつけ | ポット苗は入手したら速やかに定植。植えつけ前に苦土石灰で土を中和 |
| 5月中旬〜7月 | 開花 | 花がら摘み、追肥、さし芽(春〜初夏) |
| 8月中・下旬 | 夏の切り戻し | 草丈の1/2〜1/3で切り戻す |
| 9〜11月中旬 | 開花(秋の花) | 花がら摘み、さし芽(秋) |
| 冬 | 一年草は枯れる/多年草は休眠 | 暖地ではタピアン・花手毬シリーズが霜よけなしで越冬可 |
バーベナの育て方
置き場所・日当たり

バーベナは日当たりと風通しのよい場所で育てるとされています。蒸れるとうどんこ病が出やすくなるので、株が混み合わないようにしましょう。
用土
バーベナは酸性の土を嫌うため、庭植えでは植えつけ前に苦土石灰を加えてよく耕しておきます。鉢植えは、水はけと通気性がよく適度に保水する土が適しています。
| 用土(鉢植え) | 割合 |
|---|---|
| 草花用培養土 | 6 |
| 腐葉土 | 3 |
| 牛ふん堆肥 | 1 |
水やり
| 栽培方法 | 水やりの目安 |
|---|---|
| 庭植え | 植えつけ後にたっぷり与えれば、その後はほとんど不要。真夏に葉色が薄くなるほど乾いたらたっぷり |
| 鉢植え | 表土が乾いたら、鉢底から流れ出るまで |
肥料
鉢植えは元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ、庭植えは1㎡あたり100g程度の化成肥料を施します。その後は固形肥料の置き肥か、2週間に1回程度の液体肥料で、長い開花期を支えましょう。
花がら摘みと切り戻し(長く咲かせるコツ)

最後の小花が咲き終わったら、花茎のつけ根から切り取るのが花がら摘みの基本です。
- STEP1時期を決める
草姿が乱れたとき、または8月中・下旬に行います。
- STEP2切る位置
草丈の1/2〜1/3の位置で、各節の上を葉を数枚残して切ります。
- STEP3わき芽を待つ
1〜2週間ほどでわき芽が伸び始めます。
- STEP4秋の花を楽しむ
伸びたわき芽に、秋にふたたび花が咲きます。
バーベナの増やし方

さし芽が紹介されています。春から初夏、または秋に、しっかりした茎を2〜3節分切り、赤玉土やパーライトなどにさします。一年草の品種でも、さし芽で株を更新できます。
よくあるトラブルと対策
| 症状 | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 葉に白い粉 | うどんこ病(春と秋に多い) | 株が蒸れないよう、切り戻しや間引きで風通しをよくする |
| 葉がかさかさになる | ハダニ(高温乾燥時に多い) | 葉裏に水をかける、または薬剤で防除 |
| 白い小さな虫が飛ぶ | オンシツコナジラミ | 見つけしだい防除 |
| 花が少ない・草姿が乱れる | 花がらの放置、切り戻し不足 | 花がら摘みと8月中・下旬の切り戻し |
| 育ちが悪い | 酸性の土 | 植えつけ前に苦土石灰で中和 |
よくある質問(FAQ)
Q. バーベナは毎年咲きますか?
A. 一年草と多年草(宿根バーベナ)があります。「タピアン」シリーズや「花手毬」シリーズは、暖地なら霜よけなしで戸外で冬越しできます。
Q. バーベナの花言葉は怖い?
A. 全体の花言葉「魔力」は、古くから魔法や宗教に使われ「魔女の薬草」と呼ばれたことに由来します。色別ではピンクの「家族の和合」、赤の「団結」など前向きな意味もあります。
Q. レモンバーベナと同じ?
A. 同じクマツヅラ科ですが、属が異なる別の植物です(LOVEGREEN)。
まとめ
- 花言葉は「魔力」「魅力」。色別に赤「団結」、白「私のために祈ってください」、ピンク「家族の和合」、紫「私はあなたに同情します」
- 名前はラテン語 verbena(宗教儀式に使われた葉や小枝)に由来。和名は美女桜
- 日当たりと風通しのよい場所で。酸性土は苦土石灰で中和
- 花がら摘みと8月中・下旬の切り戻しで、11月中旬まで長く咲く
- さし芽(春〜初夏・秋)で増やせる
手入れのコツを押さえれば、バーベナは春から秋まで長く咲き続けてくれます。花言葉を添えて、大切な人への贈り物にもしてみてください。


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