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【クレマチス】の花言葉と育て方|タイプ別の剪定・水やり・増やし方を表で解説

花

フェンスやオベリスクを彩る大輪の花で「つる性植物の女王」とも呼ばれるクレマチス。品種が多く、春だけ咲くもの、春から秋まで何度も咲くものなど性質もさまざまです。この記事では、クレマチスの花言葉と名前の由来、タイプ別の育て方・剪定を表でわかりやすく解説します。

この記事の結論(3行まとめ)
① 花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」。名前はギリシャ語の「Klema(つる)」が語源
② 半日以上日が当たる場所が理想。鉢植えは表土が乾いたらたっぷり、つぼみ〜開花中は水切れ厳禁
③ 剪定は咲き方のタイプで変わる。四季咲きは花後、夏〜秋咲きは冬、春咲きは花後に軽く

クレマチスの花言葉と名前の由来

花言葉精神の美、旅人の喜び
名前の由来つる、巻き上げを意味するギリシャ語の「Klema」が語源となり、つる性植物を意味するラテン語の「Clematis」になった

「精神の美」は大きく美しい花を咲かせることから、「旅人の喜び」は宿の入り口などに咲いて旅人を迎える様子から付けられたといわれています。ネガティブな意味の花言葉はないので、贈り物にも安心して選べます。

クレマチスの基本データ

学名Clematis
科・属キンポウゲ科・クレマチス属
原産地北半球の各地
形態つる性(品種により木立ち性もある)
開花期タイプにより冬〜秋(下の表を参照)
耐寒性・耐暑性ふつう(四季咲きタイプ)

咲き方のタイプと剪定の違い

クレマチスの葉とつる
タイプによって剪定の時期が変わる

クレマチスは品種によって咲く時期や花芽のつき方が違い、剪定のしかたもタイプごとに変わります。開花期ごとに次のように分けて紹介されています。

タイプ開花期主な系統剪定のポイント
春咲き3〜5月ごろアーマンディー系、モンタナ系、アトラゲネ系、フォステリー系花後に「花首のすぐ下、あるいは1節下」を切る。休眠期はつる先の細い部分だけ
四季咲き4月中旬〜10月品種多数(ラベルで確認)花後、つる全体の1/3〜1/2を残して早めに切る。年2〜4回咲く
夏〜秋咲き5〜10月ごろタングチカ系、センニンソウ、ヘラクレフォリア系今年伸びたつるに咲くので、冬ならどの位置でも剪定できる

どのタイプも、花色がくすんだり雄しべが散り始めたら花首から花がらを切るのが基本です。タネができると株が弱るためです。

クレマチスの年間栽培カレンダー(四季咲きタイプ)

時期株の状態主な作業
12〜2月中旬休眠植えつけ・植え替えの最適期、寒肥
3月芽吹き肥料開始
4月中旬〜6月開花花がら摘み、花後の剪定、さし木・つる伏せ(4〜7月)
7〜8月生育(真夏)水切れ注意(鉢は1日2回必要なことも)、緩効性肥料は休む
9〜10月開花花がら摘み、剪定
11月生育ゆっくり肥料は晩秋まで

クレマチスの育て方

置き場所・日当たり

クレマチスは日当たりを好み、半日以上日が当たる場所が理想とされています。半日陰でも育ちますが、花つきが悪くなったり徒長しやすくなります。風通しも大切ですが、場所によっては強い風が当たるので注意しましょう。

水やり

栽培方法水やりの目安
鉢植え表土が乾いたら鉢底から流れるまでたっぷり。夏は1日2回必要なことも
庭植え根付けば基本的に不要。晴天が続いたときや葉がしおれたときに与える
共通つぼみ〜開花中は水を多く必要とするので水切れ厳禁

用土・肥料

用土割合
硬質赤玉土(小〜中粒)4
硬質鹿沼土(小〜中粒)3
完熟腐葉土3

肥料は早春〜晩秋の生育期に、緩効性肥料なら真夏を除いて1〜2か月に1回、液体肥料なら月2〜3回が目安です。植えつけ時の元肥と冬の寒肥で、春の新芽の生育がよくなります。

植えつけ・植え替え

真夏を除けば一年中できますが、休眠期の12月〜2月中旬が最適です。クレマチスは根を切られることや移植を嫌うので、根鉢は丁寧に扱い、庭植えの場所はよく考えて決めましょう。植えつけはつるを1〜2節分土に埋める「深植え」が基本です。

クレマチスの増やし方

クレマチスのつる
今年伸びたつるでさし木ができる

さし木とつる伏せが紹介されています。適期はどちらも4〜7月ごろです。

さし木の手順
  • STEP1
    さし穂をとる

    4〜7月ごろ、今年伸びたつるを2節ずつに切ってさし穂にします。

  • STEP2
    用土にさす

    清潔なさし木用土にさし、明るい日陰で乾かさないように管理します。

  • STEP3
    鉢上げ

    約2か月で発根するので、鉢に植え替えます。

つる伏せの手順
  • STEP1
    つるを埋める

    4〜7月ごろ、昨年から今年にかけて伸びたつるを2節ほど地中に埋めます。

  • STEP2
    発根を確認

    翌春、軽く引っ張って抜けなければ発根しています。

  • STEP3
    切り離す

    親株から切り離して植えつけます。

よくあるトラブルと対策

症状主な原因対策
急につるがしおれて枯れる立枯病(未熟な腐葉土が原因になりやすい)未熟な腐葉土を使わない。枯れた部分は取り除く
株元に白い糸状のカビ白絹病発病部分を取り除き、未熟な有機物を使わない
葉に白い粉うどんこ病(風通しが悪いと発生)風通しをよくし、発病した葉を取り除く
葉が食べられるアオムシ、ナメクジ、ヨトウムシ見つけしだい捕殺、または薬剤で防除
株が急に弱るコガネムシの幼虫による根の食害植え替え時に根を確認し、幼虫を取り除く
葉がかすれたように白っぽいハダニ葉裏に水をかける、または薬剤で防除

よくある質問(FAQ)

Q. 自分のクレマチスのタイプがわかりません。

A. 購入時のラベルで系統名を確認しましょう。わからない場合は、春にどの枝から咲くかを観察します。去年のつるから咲けば春咲き寄り、今年伸びたつるの先に咲けば四季咲きや夏〜秋咲きの可能性が高いです。

Q. 日陰でも育てられますか?

A. 半日陰でも育ちますが、花つきが悪くなり、つるが間延びしやすくなります。半日以上日が当たる場所が理想です。

Q. クレマチスを贈り物にしても大丈夫?

A. 花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」で、ネガティブな意味はありません。鉢植えなら毎年花を楽しんでもらえます。

まとめ

  • 花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」。名前はギリシャ語の Klema(つる)が語源
  • 半日以上日が当たる場所で。つぼみ〜開花中は水切れ厳禁
  • 剪定はタイプ別:春咲きは花後に軽く、四季咲きは花後に1/3〜1/2残して、夏〜秋咲きは冬に
  • 植えつけは12月〜2月中旬が最適。つるを1〜2節埋める深植えが基本
  • さし木・つる伏せで増やせる(4〜7月)

タイプに合わせた剪定さえ押さえれば、クレマチスは毎年見事な花を咲かせてくれます。お気に入りの品種を見つけて、つるの女王を育ててみてください。

参考文献

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