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【パールフォンニュルンベルグ】の育て方|紅葉(葉色)を濃くするコツ・夏越し・冬越し・増やし方を表で解説

パール・フォン・ニュルンベルク エケベリア属
パール・フォン・ニュルンベルク

白い粉を帯びた紫がかったグレーの葉が、バラの花のように整ったロゼットをつくるパールフォンニュルンベルグ(パール・フォン・ニュルンベルク)。「ニュルンベルクの真珠」という名の、世界中で愛されているエケベリアの古典的な交配種です。この記事では、葉色を濃く保つ紅葉のコツを中心に、来歴・特徴、夏越しと冬越し、季節ごとの水やり、増やし方を表でわかりやすく解説します。

この記事の結論(4行まとめ)
① エケベリア・ギビフローラ‘メタリカ’×ポトシナ(エレガンス)の交配種。1930年代にドイツで作出、RHSガーデン・メリット賞受賞
② 一年中紫系の葉色。日によく当て、肥料を控えめにすると秋〜冬の色が濃くなる
③ 夏は雨と強い日ざしを避け、冬は凍結させない。冬はほぼ乾かし気味に
④ 葉ざし・茎ざし・子株で増やせる。葉のくぼみに水をためない

パール・フォン・ニュルンベルクとは?

パール・フォン・ニュルンベルクはベンケイソウ科エケベリア属の交配種で、表記は Echeveria ‘Perle von Nürnberg’(ドイツ語で「ニュルンベルクの真珠」)。エケベリア・ギビフローラ‘メタリカ’と、ポトシナ(エレガンスの一型とされることもある)の交配で、1930年代にドイツで作出されたとされます(作出者名の表記は資料によって異なります)。

紫がかったグレーの光沢をもつ肉厚の葉がロゼットをつくり、年数がたつと短い茎が立つ常緑の多肉植物で、ガーデン・メリット賞(AGM)を受賞しています。

表記Echeveria ‘Perle von Nürnberg’(‘Duchess of Nuremberg’とも)
科・属ベンケイソウ科・エケベリア属(交配種)
交配親E. gibbiflora ‘Metallica’ × E. potosina(または E. elegans)
作出1930年代、ドイツ
大きさ高さ・株張り0.1〜0.5m
葉倒卵形、紫がかったグレーの光沢
花明るい赤。花茎は最大45cm
耐寒区分RHS H2(低温には耐えるが凍結には耐えない、最低約1〜5℃)
受賞RHS ガーデン・メリット賞

パール・フォン・ニュルンベルクの年間管理

時期置き場所水やり作業
4〜6月日当たりのよい戸外土が乾いたらたっぷり植え替え・葉ざし・茎ざし・子株分け、少量の施肥
梅雨〜夏雨の当たらない、風通しのよい半日陰控えめ(乾燥気味)蒸れに注意
9〜11月戸外の日当たりのよい場所土が乾いたらたっぷり施肥は早めに
冬最低気温5℃を下回ったら室内の明るい場所ほぼ乾かし気味凍結させない

パール・フォン・ニュルンベルクの育て方

日当たり・置き場所

日なたで育つパール・フォン・ニュルンベルク
光が強いほど葉色が濃くなる

日なたを好みます。光が強いほど葉色が濃くなり、室内では明るい光がないと茎が間のびします。日本では、エケベリアの管理にならい、春と秋は戸外の日当たり、梅雨から夏は雨を避けた半日陰で育てましょう。

夏越し

高温や乾燥には比較的強い一方、日本の梅雨から夏の蒸れは苦手です。梅雨から初秋は雨ざらしを避け、風通しのよい場所で管理します。

項目夏の管理
置き場所雨の当たらない、風通しのよい場所
日ざし強い直射日光は20〜50%ほど遮光する。一日中日が当たる場所なら50%前後が目安
水やり控えめに。量か回数を減らし、蒸れを防ぐ

冬越し

耐寒区分はRHS H2(凍結には耐えない、最低約1〜5℃)で、耐寒温度の目安は-1℃前後です。最低気温が5℃を下回ったら室内の明るい場所に取り込みましょう。

水やり

時期水やり
生育期(春・秋)土が乾ききってから、鉢底から流れるまでたっぷり
夏控えめに。量か回数を減らし、株の様子を見ながら与える
冬ほぼ乾かし気味に
注意点葉がお椀形なので、くぼみに水をためない

用土・肥料

項目内容
用土水はけのよい土。培養土と軽石を1:1など
肥料春と秋の生育期に少量。秋は紅葉の発色のため早めに
植え替え2〜3年に1回、生育期の直前か初期

用土は市販の多肉植物用の土、肥料は植えつけ時に混ぜる緩効性肥料が手軽です。
・さぼてん多肉植物の土(Amazon)
・マグァンプK 中粒(Amazon)

パールフォンニュルンベルグの紅葉(葉色)を濃くするコツ

パールフォンニュルンベルグは、紅葉で色が大きく変わる品種ではなく、一年を通して紫系の葉色を楽しめるエケベリアです。ただし、日照不足や肥料の多さで緑っぽく見えることがあり、管理しだいで秋から冬の色の濃さが変わります。

ポイント葉色を濃くする管理
日当たり春と秋は戸外の日なたでよく日に当てる。光が強いほど葉色が濃くなる
肥料控えめに。秋に肥料分が多いと冬の色づきが悪くなるので、秋の施肥は早めに少量で済ませる
水やり与えすぎない。日照不足と水の多さが重なると、ロゼットが開いて間のびしやすい
寒さ秋の冷え込みに当てると色が締まる。ただし霜・凍結には当てない

葉色が緑っぽいときは、まず置き場所の明るさと、肥料の量を見直しましょう。

増やし方

パール・フォン・ニュルンベルクの株
伸びた茎は切り戻してさし芽に
方法適期ポイント
葉ざし春〜初夏よく発根し、1枚の葉から複数の芽が出ることも
茎ざし春〜初夏伸びた茎を切り戻してさす
子株春株元の子株を外して植える

生長が早く、茎が伸びて倒れてくるので、ときどき切り戻して形を整えましょう。

葉ざしやさし芽の発根を促したいときは、切り口に発根促進剤をつけておく方法もあります。
・ルートン(Amazon)

病害虫

症状主な原因対策
白い綿状の虫コナカイガラムシ見つけしだい取り除く
新芽や花に小さな虫アブラムシ見つけしだい防除
根や株元が食害されるキンケクチブトゾウムシ(vine weevil)植え替え時に幼虫を取り除く

カイガラムシやアブラムシの予防には、株元にまく浸透移行性の粒剤が便利です。使用量と対象の植物は、ラベルの表示を確認しましょう。
・オルトランDX粒剤(Amazon)

よくある質問(FAQ)

Q. 葉色が薄く、緑っぽくなりました。

A. 光不足の可能性があります。日当たりのよい場所で育てると葉色が濃くなります。

Q. 茎が伸びて倒れてきました。

A. 生長が早く茎が伸びやすい品種です。切り戻して茎ざしにしましょう。

Q. 冬は外に置けますか?

A. 凍結には耐えないので、最低気温が5℃を下回ったら室内に取り込みましょう。

Q. パールフォンニュルンベルグが紅葉しません。

A. もともと一年中紫系の葉色で、季節による色の変化は大きくない品種です。緑っぽい場合は光不足か肥料の多さが考えられるので、日によく当て、秋の肥料は早めに少量で済ませましょう。

Q. 夏に葉が溶けるように傷みました。

A. 雨や水やりの水がたまったまま高温になると、蒸れて傷みやすくなります。夏は雨を避け、水を控えめにして、強い日ざしは遮光しましょう。

まとめ

  • パール・フォン・ニュルンベルクは1930年代にドイツで作出されたエケベリアの交配種
  • 紫がかったグレーの葉。RHSガーデン・メリット賞受賞
  • 一年中紫系の葉色。日によく当て、肥料を控えめにすると色が濃くなる
  • 夏は雨と強い日ざしを避ける。凍結に弱く、冬は乾かし気味に室内で
  • 葉のくぼみに水をためない
  • 葉ざし・茎ざし・子株で簡単に増やせる

エケベリアの基本はエケベリアの育て方入門の記事もあわせてご覧ください。

参考文献

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