三角形の小さな葉が十字に重なりながら塔のように積み上がり、黄緑の斑と赤い縁取りが美しい南十字星(みなみじゅうじせい)。クラッスラ・ペルフォラタの斑入り品種として流通している多肉植物です。この記事では、南十字星の特徴・季節ごとの管理・増やし方と、樹液の取り扱いの注意点を表でわかりやすく解説します。
この記事の結論(3行まとめ)
① 南十字星はクラッスラ・ペルフォラタの斑入り品種(Crassula perforata ‘Variegata’)として流通。南アフリカ原産
② 日当たりを好み、紅葉で縁が赤くなる。霜に弱く、0℃になる前に室内へ
③ 株分け・子株・葉ざし・茎ざしで増やせる。樹液は皮膚炎の原因になるので手袋を
南十字星とは?


南十字星はベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物で、日本ではCrassula perforata(クラッスラ・ペルフォラタ)の斑入り品種 ‘Variegata’ として流通しています( Crassula perforata ‘Variegata’ として掲載)。英名は Necklace Vine、Pagoda Plant、String of Buttons など。
ペルフォラタは南アフリカ(南ケープ州〜クワズール・ナタール州)の岩の割れ目や巨石のまわりに自生します。肉厚の三角形の葉が茎に積み重なるようにつき、茎ははじめ直立し、やがて垂れ下がって木質化します。斑入り品種は高さ45cmほどになり、灰緑色の葉に赤または黄色の縁が入ります。
| 学名(流通) | Crassula perforata ‘Variegata’ |
| 科・属 | ベンケイソウ科・クラッスラ属 |
| 英名 | Necklace Vine、Pagoda Plant、Stacked Crassula、String of Buttons |
| 原産地(種) | 南アフリカ(南ケープ州〜クワズール・ナタール州) |
| 高さ | 斑入り品種は約45cm |
| 葉 | 肉厚の三角形、長さ約3cm。灰緑色に赤または黄色の縁 |
| 花 | 春、甘い香りの淡い黄色の星形の花 |
| 耐寒性の目安 | USDA Zone 9〜12。霜に弱い |
⚠ 樹液に注意
ペルフォラタの樹液にはピロリジジンアルカロイドが含まれ、口にすると猫・犬・馬・人に有毒で、皮膚に触れると接触性皮膚炎を起こすことがあります。剪定やさし木の作業は手袋をして行い、ペットや子どもが口にしない場所に置きましょう。
南十字星の年間管理
| 季節 | 置き場所 | 水やり | 作業 |
|---|---|---|---|
| 春 | 日当たりと風通しのよい場所 | 鉢土が乾ききったらたっぷり | 植え替え・増やす・少量の施肥 |
| 梅雨〜夏 | 長雨に当てない。暑い日は真昼の日差しを避ける | 乾ききってから。過湿に注意 | 蒸れ・軟腐病に注意 |
| 秋 | 日当たりのよい場所 | 乾ききってから | 植え替え。紅葉が始まる |
| 冬 | 日当たりのよい室内(0℃になる前に取り込む) | 控えめ | 霜に当てない |
南十字星の育て方
日当たり・置き場所

日なた〜半日陰が適し、日なたで葉色が最もきれいになるとされています。ただし暑い地域では真昼の日差しから守るようにとされています。できるだけ日光の当たる風通しのよい場所に置き、高温多湿に弱いので長雨に当てないようにするとされています。
冬越し
霜に弱く、気温が0℃(32°F)になる前に室内に取り込むことがすすめられています。室内では日当たりのよい窓辺に置きましょう。
水やり
| 時期 | 水やり |
|---|---|
| 生育期 | 鉢土が乾ききってからたっぷり |
| 冬 | 控えめに |
| 注意点 | 水のやりすぎは根腐れやカビの原因。水が足りないと葉がしわしわになる |
用土・肥料・植え替え
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 用土 | 水はけのよい用土。例:赤玉土小粒3・鹿沼土小粒2・軽石小粒2・腐葉土3。鉢植えはサボテン用土も可 |
| 肥料 | 春に緩効性化成肥料か液体肥料を少量 |
| 植え替え | 毎年、春か秋。根鉢の土を1/3ほど落とす |
用土は市販の多肉植物用の土、肥料は植えつけ時に混ぜる緩効性肥料が手軽です。
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増やし方

| 方法 | やり方 |
|---|---|
| 茎ざし(さし芽) | 下葉を2〜3枚残して枝を切り、2日ほど日陰で乾かしてから新しい用土にさす |
| 株分け・子株 | 群生した株を2〜3等分し、古い葉や枯れた根を取り除いて植える |
| 葉ざし | 葉を外して土の上に置く |
作業は樹液に触れないよう手袋をして行いましょう。
病害虫・トラブル
| 症状 | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 白い綿状の虫 | コナカイガラムシ | 見つけしだい取り除く |
| 新芽に小さな虫 | アブラムシ | 見つけしだい防除 |
| 株元や下葉が腐る | 軟腐病・根腐れ(過湿) | 下葉を早めに取り、水を控える |
| 葉に斑点 | さび病・黒星病 | 消毒した道具で発症部位を切り落とす |
| 葉が焼ける | 強すぎる直射日光 | 暑い時期は真昼の日差しを避ける |
カイガラムシやアブラムシの予防には、株元にまく浸透移行性の粒剤が便利です。使用量と対象の植物は、ラベルの表示を確認しましょう。
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よくある質問(FAQ)
Q. 縁の色がきれいに出ません。
A. 日当たり不足の可能性があります。日なたで育てると葉色が最もきれいになります。
Q. 茎が伸びて垂れてきました。
A. ペルフォラタは茎が伸びて垂れ下がる性質です。伸びた茎を切ってさし芽にすれば、株を仕立て直せます。
Q. ペットがいても大丈夫?
A. 樹液が猫・犬に有毒とされています。かじられない場所に置きましょう。
まとめ
- 南十字星はクラッスラ・ペルフォラタの斑入り品種として流通。南アフリカ原産
- 三角形の葉が十字に積み重なり、灰緑色に赤や黄色の縁
- 日当たりを好み、長雨と夏の蒸れに注意。0℃になる前に室内へ
- 水は鉢土が乾ききってからたっぷり
- 茎ざし・株分け・葉ざしで増やせる。樹液に注意して手袋を
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