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【ラウ030】の育て方|エケベリア・サブコリンボサの特徴・紅葉・夏越し・増やし方

エケベリア属

青みをおびた肉厚の葉が小さなロゼットに詰まり、日に当たると葉のふちがピンクに色づくラウ030(Echeveria subcorymbosa ‘Lau 030’)。メキシコ・オアハカ州の岩場に自生するエケベリア・サブコリンボサの一系統です。この記事では、ラウ030の特徴と名前の意味、季節ごとの置き場所と水やり、紅葉させるコツ、葉ざしや子株での増やし方を、実際に育てている株の写真と表で解説します。

この記事の結論(3行まとめ)
① ラウ030はエケベリア・サブコリンボサの採集番号つきの系統。ロゼット径3〜6cmの小型種で、子株を出して群生する
② よく日に当てると、葉の背の稜(キール)とふちがピンクに色づく
③ エケベリアは春秋型。夏は半日陰でほぼ断水、冬は5℃を目安に室内へ。葉ざし・子株で増やせる

ラウ030とは?特徴と基本データ

ラウ030は、ベンケイソウ科エケベリア属のサブコリンボサ(Echeveria subcorymbosa)の一系統です。サブコリンボサは、1970年代半ばに植物採集家のアルフレッド・ラウが最初に採集し、1994年に新種として記載されました。「ラウ030」の名前は、ラウが採集した株につけた番号に由来します。

自生地はメキシコ南部オアハカ州のフストラワカ近郊、ラグーナ・エンカンターダ周辺で、標高1,600〜2,000mほどの切り立った石こう質の岩場に生えています。

葉は長さ1〜3cmのへら形で厚みがあり、白い粉をおびた青緑色です。葉の裏には稜(キール)があり、先端は小さくとがります。日当たりがよいと、稜と葉先のふちがピンクに色づきます。

項目内容
学名Echeveria subcorymbosa ‘Lau 030’
分類ベンケイソウ科エケベリア属
原産地メキシコ・オアハカ州(標高1,600〜2,000mほどの岩場)
大きさロゼット径3〜6cm。株元から子株を出して群生する
葉長さ1〜3cmのへら形で肉厚。粉をおびた青緑色で、日に当たるとふちがピンクに
花夏。花茎に5〜12輪、長さ1cmほどのつぼ形の花。オレンジで先が黄色
生育型春秋型(エケベリア属)
増やし方葉ざし、子株

花は茎の下のほうほど花柄が長くなるため、花が平らに並んで見えます。種小名の subcorymbosa(「やや散房花序状の」という意味)は、この花のつき方にちなみます。

日差しで変わる葉の色

日差しがおだやかな時期や、日当たりが足りないときは、葉全体が緑色になります。上の写真の株のように緑が強いときは、春と秋に戸外でしっかり日に当てると、葉が締まってふちのピンクが出てきます。

ラウ030の年間管理カレンダー

時期状態置き場所水やり作業
春(3〜5月)🌱生育期日当たりのよい戸外用土が乾いたらたっぷり植え替え・葉ざし・子株分け。少量の施肥
梅雨〜夏(6〜8月)😴休眠直射日光と雨を避けた、風通しのよい半日陰ほぼ断水開花。蒸れに注意
秋(9〜11月)🌱生育期日当たりのよい戸外用土が乾いたらたっぷり植え替え・葉ざし(9〜10月)。ふちが色づく
冬(12〜2月)😴休眠最低気温が5℃を下回ったら室内の明るい場所控えめ霜・凍結に注意

ラウ030の育て方

置き場所・日当たり

春と秋は、戸外の日なたで育てます。室内では日照が足りず、間のびして色も出にくくなります。梅雨から夏は、雨と直射日光を避けた風通しのよい半日陰で夏越しさせましょう。

水やり

時期水やり
春・秋(生育期)用土が乾いてから、鉢底から流れるまでたっぷり
夏(休眠期)ほぼ断水
冬(休眠期)控えめに

自生地は水はけのよい岩場です。用土が湿ったまま、特に冬の寒い時期に湿り続けると根腐れしやすいので注意しましょう。

用土・肥料・植え替え

項目内容
用土水はけのよい用土。例:鹿沼土小粒・赤玉土小粒・ピートモス・川砂・くん炭を各2
肥料春と秋に液体肥料か緩効性肥料を少量。多肥にすると葉が緑のまま間のびしやすい
植え替え1〜2年に1回、生育期の初めに。群生してきたら子株を分ける

用土を配合する手間を省くなら、市販の多肉植物用の土が手軽です。
・さぼてん多肉植物の土(Amazon)

肥料で使うもの
▶ マグァンプK 中粒:植え替えのときに少量混ぜておく緩効性肥料。多すぎると葉が緑のまま間のびしやすいので控えめに
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冬越し

エケベリアは霜に当てなければ0℃くらいまで耐えるものが多いですが、凍結や霜で傷みます。最低気温が5℃を下回るようになったら、室内の明るい窓辺に取り込みましょう。

ラウ030の増やし方

方法難易度ポイント
葉ざし★☆☆ かんたん葉をつけ根から外し、乾かしてから用土にのせる
子株★☆☆ かんたん株元から出た子株を、植え替えのときに分けて植える

適期は3〜6月と9〜10月です。

子株の分け方
  • STEP1
    株を鉢から抜く

    植え替えの適期に、株を鉢から抜いて古い用土を軽く落とします。

  • STEP2
    子株を分ける

    根のついた子株を、親株からていねいに外します。

  • STEP3
    乾かしてから植える

    切り口を数日乾かし、乾いた用土に植えます。

  • STEP4
    水やりを始める

    1週間ほどたって根が落ち着いたら、少しずつ水やりを始めます。

増やすときに使うもの
▶ ピンセット:外した葉を並べたり、小さな苗を植えつけたりするときに
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▶ 剪定ばさみ:伸びた茎を切ってさし芽にするときに
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よくあるトラブルと対策

症状主な原因対策
葉が緑のままでふちが色づかない日照不足、肥料の与えすぎ春秋は戸外の日なたへ。肥料は少量に
間のびしてロゼットがくずれる日照不足日当たりのよい場所へ。伸びた株は仕立て直す
夏に株が溶ける高温多湿・水の与えすぎ夏は半日陰でほぼ断水。雨に当てない
葉や茎に白い綿のような虫コナカイガラムシ見つけしだい取り除く
新芽や花に小さな虫アブラムシ見つけしだい防除。不要な花茎は早めに切る

カイガラムシやアブラムシの予防には、株元にまく浸透移行性の粒剤が便利です。使用量と対象の植物は、ラベルの表示を確認しましょう。
・オルトランDX粒剤(Amazon)

よくある質問(FAQ)

Q. 「ラウ030」の数字は何を意味する?

A. 植物採集家アルフレッド・ラウが採集した株につけた番号です。同じサブコリンボサでも、採集地や番号によって葉の形などに違いがあります。

Q. ラウ030の葉がピンクになりません。

A. 日照不足か、肥料が多すぎることが考えられます。春と秋に戸外でよく日に当て、肥料は控えめにしましょう。

Q. ラウ030は室内で育てられる?

A. 室内では日照が足りず、間のびしやすくなります。生育期は戸外の日なたで育て、冬だけ明るい窓辺に取り込むのがおすすめです。

まとめ

  • ラウ030はエケベリア・サブコリンボサの一系統。メキシコ・オアハカ州の岩場原産
  • ロゼット径3〜6cmの小型種で、子株を出して群生する
  • よく日に当てると、葉の稜とふちがピンクに色づく
  • 春秋型。夏は半日陰でほぼ断水、冬は5℃を下回ったら室内へ
  • 葉ざし・子株で増やせる(3〜6月、9〜10月)

葉の形がユニークなエケベリアでは、トップスプレンダーの育て方もあわせてご覧ください。

参考文献

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