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【デザートローズ】パドル型カランコエ(唐印)の育て方|赤く色づかせるコツ・冬越し・増やし方

デザートローズ ベンケイソウ科
デザートローズ

丸くて平たいパドル(うちわ)のような葉が重なり、日に当たると縁から赤く色づく多肉植物。当ブログでは「デザートローズ」の名で入手した株を育てています。写真の特徴から、英語で「Paddle Plant(パドルプラント)」「Flapjacks(パンケーキ)」と呼ばれるカランコエ・ルシアエ(唐印の仲間)と考えられます。この記事では、パドル型カランコエの特徴・赤く色づかせるコツ・冬越し・増やし方を表でわかりやすく解説します。

この記事の結論(3行まとめ)
① パドル型の葉はカランコエ・ルシアエ(Kalanchoe luciae)の特徴。和名は唐印の仲間。よく似たK. thyrsifloraと混同されやすい
② 日なたで育てると葉が赤く色づく。寒さに弱く、霜の予報が出たら室内へ
③ 花が咲いた株は枯れる(一稔性)が、子株が育つ。葉ざし・茎ざし・子株で増やせる

デザートローズ(パドル型カランコエ)とは?

📌 名前について
「デザートローズ(砂漠のバラ)」は、アデニウム(キョウチクトウ科)の流通名としても使われる名前です。この記事の植物は、葉の形からカランコエ・ルシアエと考えられますが、購入時のラベル名をもとにしているため、正確な品種は確認できていません。

カランコエ・ルシアエ(Kalanchoe luciae)はベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物で、1908年にレイモン=アメが記載した種です。大きく丸い平たい葉をもち、日によく当たると葉が赤く色づき、高さは30〜45cmほどになります。Paddle Plant、Flapjacks、Desert Cabbage など多くの英名があります。

学名(推定)Kalanchoe luciae Raym.-Hamet(1908)
科・属ベンケイソウ科・カランコエ属
英名Paddle Plant、Flapjacks、Desert Cabbage など
原産地アフリカ南西部
高さ30〜45cm
葉大きく丸い平たい葉。日に当たると赤く色づく
花晩冬〜早春、淡い黄色の筒状花。花茎は60〜90cm
開花後親株は枯れる(一稔性)。子株が育つ
耐寒性の目安USDA Zone 9a〜11

カランコエ・ルシアエとティルシフローラの違い

項目K. luciaeK. thyrsiflora
葉の色日に当たると赤く色づく赤くならない
花淡い黄色、香りはほとんどない、つぼ形鮮やかな黄色、強い香り、筒形
流通ティルシフローラの名で売られていることがある-

斑入り品種‘ファンタスティック’もしばしば K. thyrsiflora と誤って呼ばれているそうです。葉が赤くなるかどうかが見分けの目安です。

赤く色づかせるコツ

ポイント
日なたで育てる
冬の涼しさ
明るい光でコンパクトに

育て方

日当たり・置き場所

日なた〜やや明るい日陰、日なたを好み、半日陰にも耐えるとされています。明るい光で育てるとコンパクトにまとまり、花もよく咲きます。ただし真夏の強すぎる日差しは避けましょう。

冬越し

耐寒性の目安はUSDA Zone 9a〜11で、霜には弱い植物です。霜の予報が出たら鉢植えを室内に取り込むとされています。冬は寒さにかなり弱く防寒対策が必須とされています。

水やり

時期水やり
生育期定期的に。たっぷり与えたら土をある程度乾かしてから次を
冬控えめに。葉がしわしわになったときだけ
注意点水のやりすぎは腐りの原因。葉を濡らさない

用土

水はけのよい用土を使います。培養土と軽石を1:1、または培養土・パーライト・砂利を2:1:1で混ぜています。

自分で配合するのが手間なときは、市販の多肉植物用の土が手軽です。元肥には緩効性の肥料を少量混ぜておきます。
・さぼてん多肉植物の土(Amazon)
・マグァンプK 中粒(Amazon)

花が咲いたら(一稔性)

カランコエ・ルシアエは晩冬〜早春に60〜90cmの花茎を伸ばして淡い黄色の花を咲かせます。花を咲かせた親株は枯れてしまいます(一稔性)が、ふつう3〜4年目で開花し、株元にできた子株があとを継ぎます。子株は花が咲かなくてもできます。

増やし方

方法やり方
子株(株分け)株元にできた子株を外して植える
茎ざし茎を切ってさす
葉ざし葉を外して土に置く

さし芽の発根を促したいときは、切り口を乾かしたあとに発根促進剤をつける方法もあります。
・ルートン(Amazon)

寄せ植え・飾り方

大きなパドル型の葉は、ほかの多肉植物と寄せ植えすると存在感のあるアクセントになります。室内に飾る場合も、日当たりのよい窓辺に置きましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 葉が赤くなりません。

A. 日照不足の可能性があります。日なたで育て、冬の涼しさに当てると赤みが増します。

Q. 花が咲いたあと、株が弱ってきました。

A. 一稔性のため、花を咲かせた親株は枯れます。株元の子株を育てましょう。

Q. 冬は外に置けますか?

A. 霜に弱いので、霜の予報が出たら室内の明るい場所に取り込みましょう。

まとめ

  • パドル型の葉はカランコエ・ルシアエ(唐印の仲間)の特徴。ラベル名は「デザートローズ」
  • K. thyrsifloraと混同されやすい。葉が赤くなるのがルシアエ
  • 日なたで育て、冬の涼しさで赤く色づく。霜には弱い
  • 花を咲かせた親株は枯れるが、子株が育つ
  • 子株・茎ざし・葉ざしで増やせる

ほかのカランコエは、胡蝶の舞や不死鳥の記事もあわせてご覧ください。

参考文献

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