南国らしい鮮やかな色で、ベランダや庭をぱっと明るくしてくれるブーゲンビリア。色づいているのは実は花ではなく「苞(ほう)」という部分です。この記事では、我が家で撮影した写真とともに、ブーゲンビリアの特徴と品種、花をたくさん咲かせる育て方(日当たり・水やり・肥料・用土・植え替え)、剪定、挿し木、冬越しを表でわかりやすく解説します。
この記事の結論(3行まとめ)
① ブーゲンビリアは中南米原産のオシロイバナ科のつる性低木。色づくのは苞で、本当の花は中心の小さな白い部分
② 日当たりが大切。水と肥料は控えめにすると花つきがよくなる
③ 寒さに弱いので、霜が降りる地域では鉢植えにして冬は室内へ
ブーゲンビリアとは?特徴と基本データ

ブーゲンビリア(ブーゲンビレア)は、中南米の熱帯原産のオシロイバナ科ブーゲンビリア属のつる性低木です。名前は、1768年にブラジルでこの植物を見つけたフランスの探検家ブーガンヴィルにちなみます。和名は「イカダカズラ(筏葛)」「ココノエカズラ(九重葛)」です。
赤やピンク、白などに色づいて花のように見えるのは、花を取り巻く「苞(ほう)」と呼ばれる葉です。苞は通常3枚か6枚で、本当の花はその中心にある小さな白い筒状の部分です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 和名 | イカダカズラ(筏葛)、ココノエカズラ(九重葛) |
| 学名 | Bougainvillea |
| 分類 | オシロイバナ科ブーゲンビリア属のつる性低木 |
| 原産地 | 中南米 |
| 樹高 | 50cm〜3m |
| 花期 | 4〜5月、10〜11月(育て方で大きく変わる) |
| 苞の色 | 白、赤、ピンク、オレンジ、黄、複色 |
| 耐暑性 / 耐寒性 | 強い / 弱い |
ブーゲンビリアの主な品種

代表的な原種には、グラブラ(B. glabra)、スペクタビリス(B. spectabilis)、ペルビアナ(B. peruviana)、バッティアナ(B. ×buttiana)などがあります。園芸店では次のような品種がよく出回っています。
| 品種 | 特徴 |
|---|---|
| ブライダル・ピンク | 白い苞の先がほんのりピンクになる複色 |
| サンデリアナ | 苞は紫紅色。寒さに特に強い。斑入り葉の「サンデリアナ・ヴァリエガタ」もある |
| ミセス・バット | 赤色。枝変わりから、花色違いや八重咲き、斑入り葉の品種が生まれた |
ブーゲンビリアの育て方




| 作業 | ポイント |
|---|---|
| 日当たり | 日当たりのよい場所。日陰では咲きにくい |
| 水やり | 表土が乾いてから。新しい枝が伸びたら乾かし気味に |
| 肥料 | 控えめに。開花後に1か月ほど効く置き肥 |
| 用土 | 水はけのよい土。赤玉土小粒7・腐葉土3など |
| 植え替え | 2〜3年に1回。根鉢はほぐさない |
| 冬越し | 寒さに弱い。霜が降りる地域は鉢植えで室内へ |
日当たり・置き場所
ブーゲンビリアは日光が大好きです。日当たりが悪いと花がつかず、葉を落とすこともあります。一年を通して、よく日の当たる場所で育てましょう。
ただし、夏に買ってきた株をいきなり直射日光に当てると葉焼けを起こします。最初の1週間ほどは半日陰で慣らしましょう。暖地で庭植えにするなら、家や塀のそばなど根の広がりが限られる場所や、斜面など乾燥気味の場所が花つきをよくします。
水やり
ブーゲンビリアは、水を与えすぎると葉ばかり茂って花が咲きにくくなります。鉢土の表面が乾いてから水を与えましょう。新しい枝が10cmほど伸びたら、乾かし気味に管理すると蕾がつきやすくなります。
大きな鉢は重くなるので、キャスター付きの鉢台にのせておくと、冬に室内へ取り込むときも動かしやすくなります。
肥料
肥料も控えめが基本です。いつも肥料が効いている状態だと、花芽がつきにくくなります。花が咲き終わったら、お礼肥として1か月ほど効く置き肥を施しましょう。
肥料とは別に使う植物活力剤の例です。お礼肥の代わりにはなりません。
肥料で使うもの
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用土
水はけのよい土を好みます。赤玉土小粒7・腐葉土3の配合などがおすすめで、6号鉢以上の大きな鉢では赤玉土を中粒にします。
配合する手間を省くなら、市販の培養土を使う方法もあります。
用土づくりで使うもの
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植え替え
鉢植えは2〜3年に1回植え替えます。根が傷みやすいので、根鉢はほぐさず、用土を軽く落とす程度にしましょう。毎年植え替えると花が咲きにくくなります。
ブーゲンビリアの剪定

ブーゲンビリアは、基本的にはあまり剪定の必要はありません。ポイントは次の2つです。
| 切る枝 | 切り方 |
|---|---|
| 花が終わった枝 | 2〜3節を残して切り、新しい芽を出させる |
| 太く直立した徒長枝 | 花つきが悪くトゲが出やすいので、早めに付け根から切る |
冬越しのために室内へ取り込む株は、秋の開花後に株全体を3分の1ほど切り戻してから、室内の日当たりのよい場所で管理します。
植え替えや土入れに使える、小型の園芸道具セットです。剪定には、切れ味のよい剪定ばさみを使いましょう。
ブーゲンビリアの冬越し
ブーゲンビリアは寒さに弱く、霜が降りない地域でなければ戸外で冬越しできません。暖地以外では鉢植えにして、真冬は室内の日当たりのよい場所で管理しましょう。霜が降りない地域では地植えもできますが、冬に葉を落とすことがあります。品種では、サンデリアナが寒さに特に強いとされています。
ブーゲンビリアの増やし方(挿し木)

ブーゲンビリアは挿し木で増やせます。適期は5〜6月です。枝を2〜3節つけて切り、赤玉土などの清潔な用土に挿しましょう。
病害虫
病気は特にありません。害虫はアブラムシで、あまり発生しませんが、風通しの悪い場所では枝先につくことがあります。見つけたらすぐに対処しましょう。
株元にまく粒剤の例です。対象の害虫と植物は、ラベルの表示で確認しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 葉ばかり茂って花が咲きません。
A. 日当たり不足か、水や肥料の与えすぎが考えられます。よく日に当て、新しい枝が伸びたら乾かし気味に、肥料は開花後の置き肥だけにしましょう。
Q. トゲが多い枝が出てきました。
A. 太く直立した徒長枝は花つきが悪く、トゲが出やすい枝です。早めに付け根から切り取りましょう。
まとめ

- ブーゲンビリアは中南米原産のつる性低木。色づくのは苞で、本当の花は中心の小さな白い部分
- 日当たりのよい場所で。日陰では咲きにくい
- 水と肥料は控えめに。新しい枝が伸びたら乾かし気味に
- 植え替えは2〜3年に1回、根鉢をほぐさずに
- 花後に2〜3節残して剪定。挿し木は5〜6月。冬は室内の日なたへ


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