つやのある緑の葉に、紙のように薄い純白の苞が重なって咲く白いブーゲンビリア。赤やピンクの品種とはひと味違う、すっきりとした上品さが魅力です。この記事では、実際に撮影した白いブーゲンビリアの写真とともに、白く見える部分の正体、日当たり・水やり・冬越しのポイント、花を咲かせるコツ、さし木での増やし方を表でわかりやすく解説します。
この記事の結論(3行まとめ)
① 白く見えるのは花ではなく「苞(ほう)」。中心の小さな筒状の花を3枚の苞が包む
② 日光が大好き。日当たり不足は花つき低下の原因に。8〜9月はやや乾きぎみにすると花芽がつきやすい
③ 寒さに弱く、冬は日当たりのよい室内で5℃以上を保つ
白いブーゲンビリアとは?特徴と基本データ


ブーゲンビリア(ブーゲンビレア)は、南アメリカ原産のオシロイバナ科のつる性花木です。苞の色は紫紅色・桃色・橙色・赤色などのほか白色もあり、白い苞の株が「白いブーゲンビリア」として親しまれています。写真のように、つるをアーチやフェンスに沿わせて仕立てると、白い苞が枝いっぱいに連なります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | ブーゲンビリア、ブーゲンビレア(和名:イカダカズラ) |
| 分類 | オシロイバナ科ブーゲンビレア属 |
| 原産 | 南アメリカ |
| 樹形 | 常緑の低木〜半つる性の低木 |
| 苞の色 | 白、紫紅、桃、赤、橙など |
| 生育適温 | 20〜25℃ |
| 耐寒性 | 弱い。5℃以上で越冬 |
| 増やし方 | さし木 |
白く見える部分は「苞」

ブーゲンビリアの「花びら」に見える部分は、葉が変化した苞(ほう)です。花序の先に3枚の苞がつき、その中心に黄白色の小さな筒状の花が2〜3個咲きます。写真でも、白い苞の中に小さな花がのぞいているのがわかります。苞は長もちし、1か月以上楽しめます。
ほかの品種との違い
| 品種 | 苞の色 | 特徴 |
|---|---|---|
| 白い苞の品種 | 白 | 緑の葉との対比が涼しげ。ほかの色の品種と組み合わせても引き立つ |
| サンデリアーナ | すみれ色(紫紅) | 花つきがよく、寒さに比較的強い。鉢物向き |
| ミセス・バット | 深紅 | 苞が大きく花つきがよい。樹勢が強い |
ピンクの品種はピンクのブーゲンビリアの育て方、基本の管理はブーゲンビリアの育て方の記事も参考にしてください。
白いブーゲンビリアの育て方
置き場所・日当たり
ブーゲンビリアは日光が大好きです。春から秋は戸外の日当たりのよい場所に置き、十分に日に当てましょう。日当たりが悪いと花つきが悪くなります。
水やり
| 時期 | 水やり |
|---|---|
| 春〜初夏 | 用土の表面が乾いたら、鉢底から流れるまでたっぷり |
| 8〜9月 | やや乾きぎみに保つ。新しい枝が充実する時期に水を控えると、花芽がつきやすくなる |
| 冬 | 室内で控えめに。用土が乾いてから与える |
乾きぎみの管理で花芽をつける性質があるため、夏の終わりに水を与えすぎないことが、花を楽しむいちばんのコツです。
冬越し:5℃以上を保つ
ブーゲンビリアは寒さに弱く、戸外での越冬は難しい植物です。冬は日当たりのよい室内に取り込み、5℃以上を保ちましょう。鉢植えで育てると、冬の取り込みが楽になります。
用土・植え替え
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 用土 | 水はけのよい土。例:赤土に腐葉土を3割ほど混ぜたもの。市販の培養土でもよい |
| 鉢 | 冬に室内へ取り込めるサイズの鉢が扱いやすい |
植え替えのあとは、根が落ち着くまで直射日光と強い乾燥を避けて管理します。
剪定・仕立て

ときおり枝先を切ると、株元から枝がたくさん出て、こんもりとまとまります。つるを伸ばしたいときは、アーチやフェンス、支柱に沿わせて誘引しましょう。なお、花のつかない葉のつけ根には鋭いトゲがあるので、作業のときは手袋をつけると安心です。
白いブーゲンビリアの増やし方
- STEP1さし穂を選ぶ
新しく伸びて充実した枝を切り取ります。
- STEP2切り口の処理
発根しにくい品種もあるので、切り口に発根促進剤をまぶすと安心です。
- STEP3用土にさす
水はけのよい清潔な用土にさし、明るい日陰で乾かしすぎないよう管理します。
病害虫
| 害虫 | 対策 |
|---|---|
| アブラムシ | 新芽やつぼみにつく。見つけたら早めに防除 |
| カイガラムシ | 枝や葉につく。ブラシでこすり落とすか薬剤で防除 |
よくある質問(FAQ)
Q. 白い花びらのように見える部分は何ですか?
A. 葉が変化した「苞」です。本当の花は、苞の中心にある黄白色の小さな筒状の花です。
Q. 花が咲きません。
A. 日当たり不足と、夏の水のやりすぎが考えられます。日当たりのよい場所に置き、8〜9月はやや乾きぎみに管理しましょう。
Q. 冬は外に出したままでも大丈夫?
A. 寒さに弱いので、冬は日当たりのよい室内で5℃以上を保つのが安心です。
まとめ
- 白い部分は苞。中心の小さな筒状の花を3枚の苞が包む
- 日光が大好き。日当たり不足は花つき低下の原因
- 8〜9月はやや乾きぎみに管理すると花芽がつきやすい
- 寒さに弱く、冬は日当たりのよい室内で5℃以上
- 用土は水はけよく。枝先を切ってこんもり仕立て、さし木で増やせる


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