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【スイートハート(ホヤ・ケリー)】の育て方|ハート形の葉の特徴・葉1枚の鉢が育たない理由・冬越し・さし木を表で解説

スイートハート 多肉植物
スイートハート

ぷっくりとしたハート形の葉がかわいいスイートハート(ホヤ・ケリー)。葉1枚だけを植えた鉢がバレンタインの時期などによく出回る、つる性の多肉植物です。この記事では、スイートハートの特徴と原産地、「葉1枚の鉢がなかなか大きくならない」理由、明るい日陰での育て方と冬越し、花を咲かせるコツ、さし木での増やし方を表で解説します。

この記事の結論(3行まとめ)
① スイートハートはキョウチクトウ科ホヤ属のつる植物ホヤ・ケリー。ハート形の多肉質の葉をもち、東南アジア原産
② 葉1枚だけの鉢は根づいても、茎の芽がないので大きくならないことが多い。育てるなら茎つきの株を
③ 夏型。明るい日陰で、土が乾いたらたっぷり水やり。寒さに弱いので冬は室内で水を控える

スイートハート(ホヤ・ケリー)とは?

スイートハートは、キョウチクトウ科ホヤ属のつる性植物ホヤ・ケリー(Hoya kerrii)の流通名です。ハートホヤ、シャムサクラランとも呼ばれます。中国南部、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイ、インドネシアのジャワ島に分布し、タイのチェンマイ近くで標本を集めた植物学者カーにちなんで名づけられました。

葉は幅6cm、厚さ5mmほどの肉厚のハート形。茎はつるになって伸び、長いものでは4mほどになります。

項目内容
名前スイートハート、ハートホヤ、シャムサクララン
学名Hoya kerrii
分類キョウチクトウ科ホヤ属(つる性の多年草)
原産地中国南部〜インドシナ半島、ジャワ島
葉幅6cmほどのハート形。厚さ5mmほどの多肉質
茎つるになって伸び、最大4mほど
花星形の小花が最大25輪ほど半球状に集まる。夜に香る
生育型夏型
耐寒性弱い(5℃ほどまで)。冬は室内へ
増やし方さし木(茎つき)

葉に白や黄色の斑が入るタイプも流通しています。育て方は緑葉のものと同じです。

葉1枚の鉢が大きくならない理由

ハートの葉1枚を土にさしたスイートハートは、根が出て長く楽しめます。ただし、新しい芽を出す成長点は茎にあるため、葉だけでは茎や新芽が出ず、株として大きくならないことがほとんどです。

タイプ育ち方向いている楽しみ方
葉1枚の鉢根づいて長もちするが、新しいつるや葉は出にくいハートの形を飾って楽しむ
茎つきの株つるが伸び、葉がふえる。大きくなると花も咲く株を育てて楽しむ

つるを伸ばして育てたい場合や花を見たい場合は、茎のついた鉢植えを選びましょう。さし木で増やすときも、葉のつけ根に茎を3cmほどつけて切ります。

スイートハートの年間管理カレンダー

時期状態置き場所水やり作業
春(4〜5月)🌱生育開始明るい日陰。暖かくなったら戸外も可土が乾いたらたっぷり植え替え・さし木
夏(6〜9月)🌱生育期直射日光を避けた明るい場所土が乾いたらたっぷり月1回ほど薄い液体肥料。開花
秋(10〜11月)🌿生育がゆるやか気温が下がる前に室内へしだいに控える肥料を止める
冬(12〜3月)😴休眠室内の明るく暖かい場所控えめ(乾いて数日後に)冷気と暖房の風に当てない

スイートハートの育て方

置き場所・日当たり

明るい日陰〜レースのカーテン越しの光が向いています。強い直射日光に長く当てると葉が焼けます。暗すぎると生育が止まり、花も咲きにくくなるので、室内なら窓辺の明るい場所に置きましょう。

水やり

時期水やり
春〜秋(生育期)土が乾いたら、鉢底から流れるまでたっぷり。受け皿の水は捨てる
冬(休眠期)控えめに。土が乾いてから数日あけて与える

肉厚の葉に水をためるので、乾燥には強い植物です。水の与えすぎによる根腐れや落葉のほうが失敗の原因になりやすいので、土が乾いたのを確かめてから水やりしましょう。

温度・冬越し

目安温度
生育に適した温度16〜29℃ほど
生育が止まる温度13℃ほどを下回ると止まる
耐寒温度5℃ほど

寒さに弱いので、最低気温が13℃を下回るようになったら室内に取り込みます。冬は暖房の風や窓ぎわの冷気が直接当たらない、明るく暖かい場所で、水を控えて管理しましょう。

用土・肥料・植え替え

項目内容
用土水はけのよい土。多肉植物用の土か、観葉植物の土にパーライトや軽石を混ぜる
肥料春〜夏に、薄めた液体肥料を月1回ほど。冬は与えない
植え替え生育がゆっくりなので2〜3年に1回。根詰まりしたら、暖かい時期に一回り大きな鉢へ

水はけのよい土なら、市販のさぼてん多肉植物の土(Amazon)が手軽です。生育期の追肥には、薄めて使うハイポネックス原液(Amazon)が使いやすいでしょう。

花を咲かせるコツ

スイートハートは株が大きく育つと、星形の小さな花が半球状に集まって咲きます。花は夜に香り、赤〜茶色の小さな蜜のしずくをつけます。

ポイント内容
株を育てる茎つきの株を、つるが伸びるまで育てる。葉1枚の鉢では咲かない
光明るい場所ほど花がつきやすい(直射日光は避ける)
花茎を切らない花が終わった花茎(花柄)から、また花が咲く。切らずに残す
つぼみがついたら動かさない置き場所を変えると、つぼみが落ちることがある

スイートハートの増やし方(さし木)

項目ポイント
適期5〜7月(暖かい時期)
さし穂葉のついた茎を、節を含めて切る。茎は3cmほどつける
さし方切り口を乾かしてから、湿らせた清潔な用土にさす
管理明るい日陰で、用土を乾かしすぎないように管理して発根を待つ

発根を促すには、切り口にルートン(Amazon)などの発根促進剤をつけておく方法もあります。

よくあるトラブルと対策

症状主な原因対策
葉が落ちる・ぶよぶよになる水の与えすぎ・根腐れ水やりの間隔をあける。根が傷んでいたら植え替える
葉が茶色く焼ける強い直射日光レースのカーテン越しなど、明るい日陰へ
冬に葉が傷む低温・冷気13℃を下回る前に室内の暖かい場所へ
葉1枚の鉢が育たない茎(成長点)がない飾って楽しむ。育てるなら茎つきの株を

よくある質問(FAQ)

Q. 葉1枚の鉢から、つるは伸びますか?

A. 葉のつけ根に茎が残っていなければ、新しいつるはまず出ません。ハート形の葉を飾る鉢として楽しみましょう。

Q. ペットがいても飾れますか?

A. ホヤは人やペットに毒性がないとされています。ただし、かじったりしないよう手の届かない場所に置くと安心です。

Q. 花が咲きません。

A. 株がまだ小さいか、光が足りないことが考えられます。茎つきの株を明るい場所で育て、花が終わった花茎は切らずに残しましょう。

まとめ

  • スイートハートはキョウチクトウ科ホヤ属のホヤ・ケリー。ハート形の肉厚の葉をもつつる植物
  • 葉1枚の鉢は大きくならない。育てるなら茎つきの株を
  • 明るい日陰で、土が乾いたらたっぷり。冬は水を控える
  • 寒さに弱い。13℃を下回る前に室内へ(耐寒5℃ほど)
  • 花が終わった花茎は切らずに残す。さし木は茎をつけて

参考文献

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