小さな丸い葉をびっしりつけた茎が、横に這って広がるカリシア・ショーン。カリシア・レペンス(Callisia repens)の仲間で、葉の裏の紫色と、日に当たると赤みを帯びる葉色が魅力です。この記事では、実際に育てている株の写真で特徴を紹介し、置き場所・水やり・冬越し、さし芽での増やし方を表で解説します。
この記事の結論(3行まとめ)
① カリシア・ショーンは、中南米原産のツユクサ科カリシア属の植物、カリシア・レペンスの仲間
② 明るい場所を好むが、強い直射日光は避ける。寒さに弱いので冬は室内へ
③ 茎は節から根を出して広がる。さし芽でかんたんに増やせる
カリシア・ショーンとは?特徴と基本データ


カリシア・ショーンは、ツユクサ科カリシア属のカリシア・レペンスの仲間として流通している植物です。カリシア・レペンスは、アメリカ南東部から中南米、アルゼンチンにかけて分布し、亜熱帯〜熱帯の林の日陰になった岩場などに生えます。
葉は多肉質で小さく、茎は地面に触れた節から根を出して、マット状に広がります。強い光に当たると葉が赤みを帯びます。夏には、葉のつけ根に小さな白い花を咲かせます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | カリシア・ショーン(流通名) |
| もとの種 | カリシア・レペンス(Callisia repens) |
| 英名 | タートルバイン(turtle vine)、クリーピング・インチプラント |
| 分類 | ツユクサ科カリシア属の多年草 |
| 原産地 | アメリカ南東部〜中南米、アルゼンチン |
| 葉 | 多肉質の卵形〜披針形。長さ1〜3.5cmほど。強い光で赤みを帯びる |
| 花 | 夏に、葉のつけ根に小さな白い花 |
| 草姿 | 茎が這って節から根を出し、マット状に広がる |

葉の表は緑、裏や茎は紫を帯び、寄せ植えのすき間を埋めるように広がります。
カリシア・ショーンの年間管理
| 時期 | 状態 | 置き場所 | 水やり | 作業 |
|---|---|---|---|---|
| 春(4〜5月) | 生育期 | 明るい場所 | 用土の表面が乾いたら | さし芽・植え替え。肥料を少量 |
| 夏(6〜9月) | 生育期 | 強い直射日光を避けた明るい場所 | 用土の表面が乾いたら | 伸びすぎた茎を切り戻す。白い花が咲く |
| 秋(10〜11月) | ゆるやかに生育 | 明るい場所。冷え込む前に室内へ | しだいに控える | 肥料は止める |
| 冬(12〜3月) | 生育がにぶる | 室内の明るい場所。夜も冷えすぎない所 | 控えめ | 肥料は与えない |
カリシア・ショーンの育て方
置き場所・日当たり
明るい場所を好みます。光が足りないと茎がひょろひょろ伸び、葉色もぼやけます。一方、強い直射日光は葉を傷めることがあるので、真夏はレースのカーテン越しや明るい日陰に置きましょう。室内では、冬に植物育成ライトで光を補う方法もあります。
水やり
| 時期 | 水やり |
|---|---|
| 春〜夏(生育期) | 用土の表面が乾いたら、鉢底から流れるまでたっぷり |
| 秋〜冬 | 控えめに。用土がよく乾いてから与える |
用土がいつも湿っていると根が傷みます。また、葉がぬれたままだとしみや変色の原因になるので、水は株元の用土に与えましょう。
用土・肥料
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 用土 | 水はけのよい用土。市販の観葉植物用や多肉植物用の土でよい |
| 肥料 | 生育期に月1回ほど、薄めた液体肥料を控えめに。冬は与えない |
室内で育てるなら、観葉植物にも多肉植物にも使える市販の土が手軽です。
・プロトリーフ 室内向け観葉・多肉の土(Amazon)
液体肥料は、水で薄めて水やりのときに与えるタイプが使いやすいでしょう。希釈倍率はラベルの表示に従います。
・ハイポネックス原液(Amazon)
温度・冬越し
寒さに弱く、霜に当たると枯れてしまいます。日中18〜22℃前後、夜も12℃以上がよく育つ目安です。秋に冷え込んできたら室内に取り込み、冷たいすき間風やエアコンの風が直接当たらない、明るい場所で冬越しさせましょう。
カリシア・ショーンの増やし方
| 方法 | 難易度 | ポイント |
|---|---|---|
| さし芽 | ★☆☆ かんたん | 茎を数cmに切り、用土にさす。節から根が出る |
| 株分け | ★☆☆ かんたん | 植え替えのときに、根のついた株を分けて植える |
適期は暖かい春〜夏です。茎の先を葉と葉の間でつまむ(摘心する)と、わき芽が出てこんもりとした株になります。
よくあるトラブルと対策
| 症状 | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 茎がひょろひょろ伸びる | 光不足 | 明るい場所へ。伸びた茎は切り戻してさし芽に |
| 葉色があせる | 光不足 | より明るい場所へ移す |
| 葉にしみや変色が出る | 葉がぬれたまま | 水は株元に与える |
| 株元が傷んで枯れ込む | 過湿・根腐れ | 用土が乾いてから水やり。元気な茎をさし芽で更新 |
| 冬に葉が傷む | 低温・霜 | 冷え込む前に室内へ |
| 葉や茎が食べられる | ナメクジ・カタツムリ | 見つけしだい取り除く |
寄せ植えやハンギングに
横に這って垂れ下がるカリシア・ショーンは、寄せ植えのすき間を埋めたり、吊り鉢から垂らしたりするのに向いています。ただし生育がとても旺盛で、オーストラリアの一部では野外に広がって在来の植物をおおってしまう外来植物になっています。庭に植える場合は広がりすぎに注意し、鉢植えで楽しむのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. カリシア・ショーンは多肉植物?
A. 葉が多肉質で、多肉植物として扱われることがあります。ただしエケベリアなどの多肉植物ほど乾燥を好むわけではなく、水を切らしすぎないように育てます。
Q. カリシア・ショーンは外で冬越しできる?
A. 寒さに弱いので、霜が降りる地域では室内に取り込みましょう。
まとめ
- カリシア・ショーンはツユクサ科のカリシア・レペンスの仲間。中南米原産
- 小さな多肉質の葉をつけた茎が、節から根を出して広がる
- 明るい場所を好むが、強い直射日光は避ける
- 寒さに弱く、冬は室内の明るい場所で管理
- さし芽・株分けでかんたんに増やせる


コメント