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【観賞用トウガラシ】の育て方|実の色の変化・植えつけ・タネまきのコツを表で解説

観賞用トウガラシ 花

黒紫色の葉に、赤・紫・オレンジの小さな実が宝石のように並ぶ観賞用トウガラシ。実の色が少しずつ変わっていく様子を、夏から冬まで長く楽しめる鉢花です。この記事では、NHK出版「みんなの趣味の園芸」の植物図鑑をもとに、観賞用トウガラシの特徴・実の色の変化・育て方・タネまきのコツを表でわかりやすく解説します。

この記事の結論(3行まとめ)
① 観賞用トウガラシはナス科トウガラシ属(Capsicum annuum など)。熱帯アメリカ原産
② 実は緑・紫・クリームから赤・黄・オレンジへ色が変わる。観賞期は6〜12月
③ 日当たりと風通しのよい場所で。タネまきは5〜6月(発芽に25〜30℃)。ハダニに注意

観賞用トウガラシとは?

「みんなの趣味の園芸」によると、トウガラシはナス科トウガラシ属(Capsicum)の植物で、南アメリカから北アメリカにかけての熱帯地域に約20種が分布します。最も多く栽培されるのはアンヌム種(C. annuum)です。観賞用トウガラシは、緑や紫、クリーム色から赤や黄、オレンジ色に変化するカラフルな果実を主に観賞し、紫色の葉や斑入りの葉をもつ品種もあります。

学名Capsicum(主に C. annuum)
科・属ナス科・トウガラシ属
原産地南アメリカ〜北アメリカの熱帯地域
草丈20〜100cm程度
観賞期6〜12月
耐寒性/耐暑性弱い/強い
出典:みんなの趣味の園芸「トウガラシ(観賞用)」

実の色が変わる楽しみ

色づき始めた観賞用トウガラシの実
紫の実がだんだん赤く熟していく

写真の株のように、若い実は紫色で、熟すにつれてオレンジ→赤へと変わります。1株の中にいろいろな色の実が混ざるのが観賞用トウガラシの魅力です。黒紫色の葉をもつ品種では、赤い実とのコントラストがいっそう引き立ちます。

主な品種

品種特徴
‘メデューサ’上向きにねじれて伸びる細長い果実
「アプローズ」シリーズ斑入りの葉が美しい
出典:みんなの趣味の園芸「トウガラシ(観賞用)」

⚠ 辛さに注意
「みんなの趣味の園芸」によると、観賞用も食用のトウガラシと同じ種類で、辛味が強いものがあります。小さな子どもやペットが口にしないよう注意し、実に触れた手で目をこすらないようにしましょう。

📌 「ブラックペッパー」「ロングペッパー」とは別の植物
黒い葉の観賞用トウガラシは「ブラック〜」という名前で流通することがありますが、香辛料の黒コショウ(ブラックペッパー)や、ヒハツ(ロングペッパー)はコショウ科の別の植物です。

観賞用トウガラシの栽培カレンダー

時期作業ポイント
5〜6月タネまき発芽に25〜30℃が必要。早まきしない
5〜8月植えつけ根鉢をくずすと大きく育つ
5〜9月追肥緩効性化成肥料
6〜12月観賞期実の色の変化を楽しむ
7〜8月植え替え(鉢増し)根詰まりしやすい
梅雨明け〜8月下旬庭植えも水やり4〜5日に1回たっぷり
出典:みんなの趣味の園芸「トウガラシ(観賞用)の育て方・栽培方法」をもとに作成

観賞用トウガラシの育て方

置き場所

鉢植えは日当たりと風通しのよい場所に置きます。庭植えは肥沃で日当たり・水はけのよい場所を選び、水はけが悪ければ土を高く盛るか腐葉土を入れます(みんなの趣味の園芸)。

水やり

栽培方法水やりの目安
鉢植え鉢土の表面が乾いたらたっぷり
庭植え梅雨明けから8月下旬までは4〜5日に1回たっぷり。乾かしすぎないほうが株が大きく育つ
出典:みんなの趣味の園芸「トウガラシ(観賞用)の育て方・栽培方法」

用土・肥料

水はけがよく肥えた土を好みます。鉢植えは赤玉土中粒・腐葉土・完熟堆肥・酸度調整済みピートモスなどの配合土に、リン酸分の多い緩効性化成肥料を元肥として混ぜます。追肥は5〜9月に緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10)を施します(みんなの趣味の園芸)。

植えつけ・植え替え

植えつけの適期は5〜8月。根鉢をくずして植えると新芽がよく伸び、大きく育ちます。株を小さく保ちたいときは、実のついた株を根鉢をくずさずに植えると新芽の発生が遅くなります。根詰まりしやすいので、7〜8月に鉢増しするとよいでしょう(みんなの趣味の園芸)。

タネまきのコツ

タネまきの手順(5〜6月)
  • STEP1
    暖かくなるまで待つ

    発芽には25〜30℃の高温が必要です。

  • STEP2
    まく

    5〜6月にタネをまきます。

  • STEP3
    早まきしない

    早まきすると発芽しなかったり、葉の形がゆがんだりすることがあります。

病害虫と対策

症状主な原因対策
新芽に小さな虫アブラムシ(4〜11月)見つけしだい防除
葉がかすれて白っぽいハダニ(4〜10月、高温乾燥の夏に多い)葉裏にも水がかかるようにすると発生を抑えやすい
出典:みんなの趣味の園芸「トウガラシ(観賞用)の育て方・栽培方法」

病気は特にありません(みんなの趣味の園芸)。

よくある質問(FAQ)

Q. 観賞用トウガラシは食べられますか?

A. 食用と同じ種類ですが、辛味が強いものがあります。観賞用として販売されている株は、食用を前提に栽培されていないこともあるので、食べるのは避けましょう。

Q. 冬越しできますか?

A. 耐寒性が弱いので、観賞期の終わる12月ごろまで楽しむのが一般的です。

Q. タネをまいたのに芽が出ません。

A. 発芽には25〜30℃が必要です。5〜6月の暖かくなってからまきましょう(みんなの趣味の園芸)。

まとめ

  • 観賞用トウガラシはナス科トウガラシ属。熱帯アメリカ原産
  • 実は紫などから赤・オレンジへと色が変わり、6〜12月まで楽しめる
  • 日当たりと風通しのよい場所で、夏は水切れに注意
  • タネまきは5〜6月(発芽25〜30℃)、植えつけは5〜8月
  • 辛味が強いものがあるので、子どもやペットの誤食に注意

秋の寄せ植えには、メランポジウムやヘデラと組み合わせるのもおすすめです。

参考文献

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