くるんと丸まる葉が愛らしい観葉植物オリヅルラン「ボニー」。オリヅルランの仲間でも、葉がカールするコンパクトな品種です。この記事では、ボニーの特徴、置き場所・水やり・冬越しなどの育て方、葉がカールしない原因、子株での増やし方を表でわかりやすく解説します。
この記事の結論(3行まとめ)
① ボニーは葉がカールするオリヅルランの品種。葉の中央に白い斑が入り、カールは子株にも受け継がれる
② 明るい日陰〜レースカーテン越しの光で育てる。暗いと間延びして、カールもゆるみやすい
③ 耐寒温度は5℃が目安。ランナーの先にできる子株を植えれば、かんたんに増やせる
オリヅルラン「ボニー」とは?

ボニーは、オリヅルラン(Chlorophytum comosum)の園芸品種です。葉の中央に白っぽい斑が入り、葉先がくるっと丸まるのが特徴で、英語では「カーリー・スパイダープラント(Curly Spider Plant)」とも呼ばれます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Chlorophytum comosum ‘Bonnie’ |
| 分類 | キジカクシ科(旧分類ではユリ科)オリヅルラン属の常緑多年草 |
| 原産地 | アフリカ(オリヅルラン属はアフリカとインドを中心とした熱帯に分布) |
| 葉 | 中央に白い斑が入り、葉先がカールする。株はコンパクト |
| 耐暑性 / 耐寒性 | 強い / やや弱い(耐寒温度5℃が目安) |
| 増やし方 | ランナーの先にできる子株、株分け |
| 注意する病害虫 | 炭そ病(高温多湿期)、カイガラムシ |
| 草丈 | 5〜30cm(オリヅルランの目安)。ボニーはコンパクトにまとまる |
| ペットへの毒性 | オリヅルランは犬・猫に無毒とされる |
「オリヅルラン ポニー」と検索されることもありますが、品種名は「ボニー(Bonnie)」です。幹が太くなる「ポニーテール(トックリラン)」とは別の植物です。



ボニーの年間管理
| 時期 | 置き場所 | 水やり | 作業 |
|---|---|---|---|
| 3〜4月 | 明るい室内。暖かくなったら戸外の明るい日陰へ | 表面が乾いたら | — |
| 5〜9月(生育期) | 明るい日陰、レースカーテン越しの窓辺。真夏の直射日光は避ける | 表面が乾いたらたっぷり | 肥料・植え替え・株分け |
| 10〜11月 | 気温が下がってきたら室内へ | 少しずつ控えめに | 子株の植えつけは通年できる |
| 12〜2月 | 日当たりのよい室内(寒風・窓際の冷え込みを避ける) | 表面が乾いてから3日ほどあけて | 肥料は与えない |
ボニーの育て方
置き場所・日当たり
明るい日陰や、レースカーテン越しの光が理想です。日陰でも育ちますが、暗い場所に置き続けると間延びして(徒長して)斑も少なくなります。反対に、強い直射日光に当てると葉が焼けてしまいます。生育期の5〜9月は、風通しのよい戸外の明るい日陰に出してもかまいません。
暗い部屋で育てるときに光を補う、植物育成ライトの例です。
室内の暗い場所で育てるときは、植物育成ライトで光を補う方法もあります。

水やり
| 時期 | 水やりの目安 |
|---|---|
| 春〜秋(生育期) | 土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るまでたっぷり |
| 冬 | 土の表面が乾いてから3日ほどあけて、乾かし気味に |
オリヅルランは根が太く水をためられるので、乾燥には強い植物です。土が乾く前に水を与え続けると根腐れの原因になるので、表面が乾いたのを確かめてから与えましょう。受け皿にたまった水は捨てます。
用土・肥料
用土は市販の観葉植物用の培養土で手軽に育てられます。肥料は生育期の5〜9月に、緩効性の肥料を2か月に1回置き肥するか、液体肥料を1週間〜10日に1回与えます。冬は生育がゆるやかになるので肥料は与えません。
用土・肥料で使うもの
▶ 花ごころ 観葉植物の土:そのまま植えつけに使える、市販の観葉植物用の培養土
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▶ ハイポネックス原液:5〜9月の生育期に、1週間〜10日に1回薄めて与える液体肥料
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肥料とは別に使う植物活力剤の例です。肥料の代わりにはなりません。
鉢が大きく重くなったら、キャスター付きの鉢台にのせると、季節に合わせて置き場所を動かしやすくなります。
冬越し
ボニーの耐寒温度は5℃が目安です。関東地方以西なら戸外で冬越しできることもありますが、0℃近い低温に長く当てるのは避けましょう。ボニーのような葉のやわらかいタイプは寒さに弱いので、冬は日当たりのよい室内で管理するのが安心です。夜の窓際は冷え込むので、部屋の内側に移します。
ボニーの葉がカールしない原因と対策

ボニーのカールは品種がもともと持っている性質で、子株にも受け継がれます。それでも葉がまっすぐ伸びてくるときは、育てる環境を見直しましょう。
| 症状 | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 葉がまっすぐ伸びる・カールがゆるい | 光が足りない | 明るい日陰やレースカーテン越しの窓辺へ。暗い部屋なら育成ライトで補う |
| 葉がひょろひょろ伸びる・斑が少ない | 日照不足による徒長 | 少しずつ明るい場所に慣らす |
| 葉が茶色く焼ける | 強い直射日光 | 直射日光の当たらない明るい場所へ |
| 株元がぶよぶよする・葉がしおれる | 水のやりすぎによる根腐れ | 土の表面が乾いてから水やり。黒くなった根を切って植え替える |
| 葉先が茶色く枯れる | 生育環境が合っていない(乾燥・根詰まりなど) | 置き場所と水やりを見直し、根詰まりしていれば植え替える |
| 葉に斑点ができて枯れる | 炭そ病(梅雨〜夏の高温多湿) | 傷んだ葉を取り除き、風通しをよくする |
ボニーの増やし方




オリヅルランは、株から伸びたランナー(茎)の先に子株をつけます。このランナーは花茎で、花が咲いたあとに子株ができます。この子株を植えれば、かんたんに増やせます。子株での植えつけは一年中できます。
| 方法 | 時期 | ポイント |
|---|---|---|
| 子株(ランナー) | 通年 | 葉が8枚以上ついた子株を選ぶ。根が出ていればそのまま植える |
| 水挿し | 通年 | 根が出ていない子株は、根元を水につけて発根させてから植える |
| 株分け | 5〜9月 | 大きくなった株を鉢から抜き、2〜3株に分けて植える |
- STEP1子株を選ぶ
葉が8枚以上ついた、しっかりした子株を選びます。
- STEP2ランナーを切る
ランナーの根元と、子株のすぐ近くをハサミで切ります。
- STEP3発根させる
根が出ていなければ、根元を水につけて根が出るのを待ちます。
- STEP4植えつける
観葉植物用の土に植え、たっぷり水を与えます。
子株の根元をつまんで植えつけるときに使える、細いピンセットです。
植え替え
根がよく張るので、1〜2年に1回、5〜9月に一回り大きな鉢へ植え替えます(真夏の猛暑期は避けます)。土が乾いた状態で鉢から抜き、黒くなった根を切ってから植えつけましょう。
植え替えで根を整理するときに使える、小型の園芸道具セットです。
ボニーをインテリアで楽しむ
葉がくるくると丸まるボニーは、棚の上やハンギングで飾ると、垂れ下がるランナーと子株まで楽しめます。小さな鉢でもまとまりやすいので、デスクや窓辺にもよく合います。
棚や窓辺に飾るなら、底穴のある小さめの鉢を選びましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. ボニーの葉がカールしないのはなぜ?
A. 多くは光不足です。暗い場所では葉がまっすぐ伸びやすいので、明るい日陰やレースカーテン越しの窓辺に移しましょう。直射日光は葉焼けの原因になるので避けます。
Q. 冬は外に出したままで大丈夫ですか?
A. 耐寒温度は5℃が目安です。冬は日当たりのよい室内に取り込み、水やりを控えめにしましょう。
Q. 猫や犬がいても飾れますか?
A. オリヅルランは犬・猫に無毒とされる植物です。ただし食べ物ではないので、葉をかじって吐いたりしないよう、ハンギングや棚の上など手の届きにくい場所に飾ると安心です。
Q. 子株は水挿しと土植え、どちらがいい?
A. すでに根が出ている子株は、そのまま土に植えられます。根が出ていない子株は、水につけて発根させてから植えると確実です。
まとめ
- ボニーは葉先がカールするオリヅルランの品種。カールは子株にも受け継がれる
- 明るい日陰〜レースカーテン越しの光で。暗いとカールがゆるみやすい
- 水やりは土の表面が乾いてから。冬は乾かし気味に
- 耐寒温度は5℃が目安。冬は日当たりのよい室内へ
- ランナーの先の子株を植えれば、かんたんに増やせる


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