料理に使った残りの茎や、摘心で切った芽先から手軽に増やせるバジル。挿し木(さし芽)なら、タネから育てるより早く、親株と同じ性質の株を増やせます。この記事では、我が家で育てているバジルの写真とともに、土にさす方法と水挿しの手順、発根後の管理、摘心と収穫のコツを表でわかりやすく解説します。
この記事の結論(3行まとめ)
① 挿し穂は枝先に葉を4〜5枚つけて切る。土にさすか、水を入れたコップに挿す
② 半日陰で乾かさないように管理すると、1〜2週間で発根。触ってもぐらつかなければ根が出たサイン
③ 草丈15cmほどで芽先を摘むとわき芽が増え、摘んだ芽先は挿し穂に使える
バジルの基本データ


バジルはシソ科メボウキ属のハーブで、原産地では多年草ですが、日本では冬を越せないため一年草として扱われます。生育の適温は15〜25℃。日当たりがよく、肥えた土を好みます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 和名 | メボウキ(目箒) |
| 学名 | Ocimum basilicum |
| 分類 | シソ科メボウキ属(日本では一年草扱い) |
| 原産 | 熱帯アジアを中心とした地域 |
| 生育適温 | 15〜25℃ |
| 種まき | 4月下旬〜6月(発芽適温は20〜25℃前後) |
バジルの挿し木(さし芽)のやり方


| 方法 | やり方 | 植え替えの目安 |
|---|---|---|
| 土にさす | 湿らせたさし芽用の土(小粒の赤玉土でもよい)にさし、半日陰で乾かさないように管理 | 1〜2週間 |
| 水挿し | 水を入れたコップに茎を挿す。根の出る様子が見えるので確認しやすい | 根が十分に伸びたら土へ |
- STEP1挿し穂を切る
元気な茎の枝先を、葉を4〜5枚つけて切ります。摘心で摘んだ芽先も使えます。
- STEP2土にさす
湿らせたさし芽用の土や小粒の赤玉土にさします。
- STEP3半日陰で管理
根が出るまでは半日陰に置き、土を乾かさないようにします。
- STEP4発根を確かめて植え替え
1〜2週間して、茎を触ってもぐらつかなければ根が出ています。根を傷めないように鉢に植え替えます。
水挿しのポイント

水挿しは、切った茎を水を入れたコップに挿しておくだけの手軽な方法です。根が出てくる様子が目で見て確かめられるので、初めてでも安心です。根が十分に伸びたら、清潔な用土を入れた鉢に植えつけます。
発根後の管理
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 置き場所 | 日当たりのよい場所へ。遅霜や低温のおそれがあるときは屋内に取り込む |
| 水やり | 土が乾いたらたっぷり。乾燥しやすいので水切れに注意 |
| 肥料 | 肥えた土を好む。植えつけ時に元肥を混ぜておく |

摘心と収穫のコツ


| 作業 | タイミング | ポイント |
|---|---|---|
| 摘心 | 草丈15〜20cmほどで芽先を摘む | わき芽が出て枝数が増え、収穫量が多くなる。摘んだ芽先は挿し穂に |
| 収穫 | 葉がある程度大きくなったら | 芽先から摘み取って使う。繰り返すと枝が増える |
| 花穂 | 秋(短日になると花芽ができる) | 花が咲くと葉がかたくなる。花芽が上がったら全体を切り戻すと、新しい茎葉が伸びる |
バジルは日が短くなると花芽をつける性質があるため、秋になると花穂が上がってきます。花が咲く前に芽先をこまめに摘むと、やわらかい葉を長く収穫できます。
冬越しはできる?

バジルは寒さに弱く、日本では一年草として扱われます。秋に挿し木をして室内の明るい窓辺で育てる方法もありますが、基本的には春にタネまきや苗の植えつけからスタートし、シーズン中に挿し木で株を増やして楽しむのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q. 水挿しで根が出るまでどのくらい?
A. 茎の状態や気温によって変わります。根が十分に伸びたのを確かめてから、用土を入れた鉢に植えつけましょう。
Q. 挿し木に向いている時期は?
A. バジルがよく育つ15〜25℃の時期が向いています。摘心や収穫で切った芽先を、そのまま挿し穂に使うと無駄がありません。
Q. 花が咲いてしまいました。
A. 花が咲くと葉がかたくなります。花芽が上がってきたら全体を切り戻すと、新しい茎葉が伸びてきます。
まとめ
- 挿し穂は枝先に葉を4〜5枚つけて切る
- 土にさすなら半日陰で乾かさずに管理し、1〜2週間で発根
- 水挿しは根の様子が見えて手軽。根が十分に伸びたら土へ
- 草丈15〜20cmで摘心するとわき芽が増える
- 秋に花芽が上がったら切り戻して、やわらかい葉を長く収穫


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