バラの花のように葉を丸くぎっしり重ねるラブリーローズ。春秋型のエケベリアで、寒さと冬の過湿が苦手です。この記事では、実際に育てている株の季節ごとの写真とともに、ラブリーローズの冬越しのタイミング、冬の置き場所と水やり、秋の準備、春の管理再開までを表でわかりやすく解説します。
この記事の結論(3行まとめ)
① ラブリーローズはエケベリア属の春秋型。冬は休眠期で、寒さと過湿に注意
② 1日の最低気温が5℃を下回ったら、室内の明るい場所に取り込む
③ 冬の水やりは控えて乾燥ぎみに。肥料は与えず、春の生育期に管理を戻す
ラブリーローズとは?特徴と基本データ


ラブリーローズ(Echeveria ‘Lovely Rose’)は、花のように葉を丸くみっしりつけるロゼットが魅力のエケベリアです。葉色はほんのりピンクを帯びたブルーグレイで、ロゼットはあまり大きくならず、育つと茎が立ち上がります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Echeveria ‘Lovely Rose’ |
| 分類 | ベンケイソウ科エケベリア属 |
| 葉 | ピンクを帯びたブルーグレイ。丸い葉がぎっしり重なり、バラのような形 |
| 生育型 | 春秋型(4〜6月ごろ、9〜11月ごろに生育) |
| 耐寒温度の目安 | -1℃前後。霜や凍結には当てない |
| 増やし方 | 葉ざし、さし芽、株分け |
ラブリーローズの育て方全般はラブリーローズの育て方の記事でも解説しています。
写真で見るラブリーローズの季節の姿
冬(2月):紫がかった色に




2月の株です。寒さに当たって、葉のふちや外側の葉が紫がかった茶色に色づいています。冬の休眠期は水を控え、霜に当てないように管理しました。
春(3〜4月):明るい緑に戻り、子株も育つ












暖かくなると冬の色が抜け、明るい緑の葉を広げます。株元から子株も出てきました。春は植え替えや株分けに向いた時期です。
初夏〜夏(6〜8月):ブルーグレイの葉








6月はピンクを帯びたブルーグレイ、8月は白っぽい緑の葉になりました。梅雨から夏は雨の当たらない、風通しのよい半日陰で休ませます。
秋(10月):ロゼットが整う



10月の株です。秋の生育期に入り、バラのような整ったロゼットになりました。この時期にしっかり日に当てておくと、冬越しに向けて株が締まります。
ラブリーローズの冬越しの方法
| 項目 | 冬の管理 |
|---|---|
| 取り込む目安 | 1日の最低気温が5℃を下回ったら |
| 置き場所 | 室内の明るい場所(日の当たる窓辺など) |
| 水やり | 控えて乾燥ぎみに。根腐れや温度障害を防ぐ |
| 肥料 | 与えない(冬は休眠期) |
| 注意 | 霜・凍結に当てない。夜の窓辺は冷え込むので、寒い夜は窓から少し離す |
エケベリアは冬に生育が止まる休眠期に入ります。冬の水の与えすぎは根腐れの原因になるので、用土が乾いた状態を保つのが基本です。
室内で光が足りないときは
室内に取り込んだあとに日照が足りないと、茎が間のびしてロゼットの形がくずれます。日の当たる窓辺に置くのが基本ですが、明るさが足りない部屋では植物育成ライトで光を補う方法もあります。
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秋のうちにしておきたい準備
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 日当たり | 9〜11月の生育期は、戸外の日当たりのよい場所でしっかり日に当てる |
| 肥料 | 秋の施肥は早めに済ませる。紅葉の時期に肥料分が多いと色がくすむ |
| 植え替え | 必要なら秋の生育期の初めに済ませ、冬までに根を落ち着かせる |
春からの管理の再開
| 項目 | 春の管理 |
|---|---|
| 置き場所 | 暖かくなったら戸外の日当たりのよい場所へ。急に強い日に当てず、少しずつ慣らす |
| 水やり | 生育期(4〜6月ごろ)は、用土の表面が乾いたらたっぷり |
| 肥料 | 春の生育期に、緩効性化成肥料か液体肥料を少量 |
| 植え替え | 2〜3年に1回。生育期の直前か初期が適期 |
| 増やす | 葉ざし・さし芽・株分け(3〜6月、9〜10月)。葉ざしは葉のつけ根をつけて外す |
用土は水はけのよいものを使います。市販の多肉植物用の土なら配合の手間がかかりません。
ラブリーローズの年間管理カレンダー
| 時期 | 状態 | 置き場所 | 水やり | 作業 |
|---|---|---|---|---|
| 春(3〜6月) | 🌱生育期 | 戸外の日当たりのよい場所 | 乾いたらたっぷり | 植え替え・増やす・少量の施肥 |
| 梅雨〜夏 | 😴休眠 | 雨の当たらない、風通しのよい半日陰 | 控えて乾燥ぎみ | 蒸れに注意 |
| 秋(9〜11月) | 🌱生育期 | 戸外の日当たりのよい場所 | 乾いたらたっぷり | 施肥は早めに。増やす(9〜10月) |
| 冬(12〜2月) | 😴休眠 | 最低気温5℃を下回ったら室内の明るい場所 | 控えて乾燥ぎみ | 霜・凍結に当てない |






2023年6月の小さな株です。上の季節の写真と比べると、数年で子株を連れた株に育っています。
よくある質問(FAQ)
Q. ラブリーローズは冬に外で越せますか?
A. 霜や凍結に当てると傷みます。1日の最低気温が5℃を下回ったら、室内の明るい場所に取り込むのが安心です。
Q. 冬の水やりはどのくらい?
A. 冬は休眠期なので、水やりを控えて乾燥ぎみに管理します。水を与えすぎると根腐れや温度障害の原因になります。
Q. 冬に葉の色が変わりました。大丈夫?
A. 寒さに当たると、葉のふちや外側の葉が紫がかった色になることがあります。春に暖かくなると、明るい緑の葉に戻っていきます。葉がぶよぶよして透けるようなら、寒さや過湿による傷みを疑いましょう。
まとめ
- ラブリーローズはエケベリア属の春秋型。冬は休眠期
- 1日の最低気温が5℃を下回ったら、室内の明るい場所へ
- 冬の水やりは控えて乾燥ぎみに。肥料は与えない
- 秋は日によく当て、施肥は早めに済ませて冬に備える
- 春は少しずつ日に慣らし、生育期の水やり・植え替え・増やす作業を再開
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