すりガラスのような三角形の窓が光るピグマエア ミュータント。ハオルチアの人気種「ピグマエア」の流通名のひとつで、窓の模様を楽しむ硬めの窓系ハオルチアです。この記事では、実際に育てている株の写真でピグマエア ミュータントの特徴を紹介し、明るい日陰での育て方、季節の管理、株分け・葉ざしでの増やし方を表で解説します。
この記事の結論(3行まとめ)
① ピグマエア ミュータントは、ツルボラン科ハオルチア属のピグマエア(Haworthia pygmaea)の流通名
② 葉先にフラットな三角形の窓があり、すりガラスのようなざらつきが出る株もある
③ 春秋型。一年中明るい日陰で、生育期は乾いたらたっぷり。冬は5℃を保ち、霜には当てない
ピグマエア ミュータントとは?特徴と基本データ


ピグマエア ミュータントは、南アフリカ原産のハオルチア属の多肉植物「ピグマエア」(Haworthia pygmaea)の仲間として流通している株です。「ミュータント」は販売時の名前で、学名上の区別があるものではありません。交配の親として名前が使われることもあります。
ピグマエアの葉は縦に伸び、がっしりとしたロゼットをつくります。葉先にはフラットな三角形の窓があり、窓がすりガラスのようにざらついて見える株もあります。写真の株は、窓のまわりに白っぽい模様が入っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | ピグマエア ミュータント(流通名) |
| 学名 | Haworthia pygmaea(ピグマエア) |
| 分類 | ツルボラン科ハオルチア属(硬めの窓系) |
| 原産地(属) | 南アフリカ |
| 大きさ | ロゼットの直径10cmほど |
| 窓 | 葉先にフラットな三角形の窓。すりガラス状のざらつきが出ることも |
| 生育型 | 春秋型 |
| 耐寒性 | 耐寒温度の目安は-5℃だが、5℃を保つと安心。霜よけは必須 |
| 増やし方 | 株分け、葉ざし |
苗は通販でも扱われています。
・ハオルチア ピグマエアの苗(Amazon)
ピグマエア ミュータントの年間管理カレンダー
| 時期 | 状態 | 置き場所 | 水やり | 作業 |
|---|---|---|---|---|
| 春(3〜6月) | 🌱生育期 | 明るい日陰(戸外または室内) | 用土の表面が乾いたらたっぷり | 植え替え・株分け・葉ざし・少量の施肥 |
| 夏(7〜8月) | 😴生育がゆるむ | 明るい日陰。風通しよく | 控えめ | 蒸れに注意 |
| 秋(9〜11月) | 🌱生育期 | 明るい日陰 | 用土の表面が乾いたらたっぷり | 株分け・葉ざし・少量の施肥 |
| 冬(12〜2月) | 😴休眠 | 室内の明るい場所 | 控えめ | 霜に当てない |
ピグマエア ミュータントの育て方
置き場所・光

ハオルチアは強い光を必要としません。一年を通じて、戸外または室内の明るい日陰で育てます。直射日光が一日中当たると葉が焼けることがあり、暗すぎると間のびして窓の模様がぼやけるので、レースのカーテン越しの窓辺が目安です。
水やり
| 時期 | 水やり |
|---|---|
| 生育期(春・秋) | 用土の表面が乾いたらたっぷり |
| 夏・冬 | 控えめに。用土が湿ったままだと根腐れしやすい |
夏に水を控えると、葉が赤っぽくなって枯れたように見えることがあります。涼しくなって水やりを再開すれば元に戻ります。
用土・肥料・植え替え
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 用土 | 水はけのよい用土。例:鹿沼土小粒・赤玉土小粒・ピートモス・川砂・くん炭を各2 |
| 肥料 | 春と秋の生育期に、緩効性化成肥料か液体肥料を少量 |
| 植え替え | 用土が古くなり生育が鈍ったら。生育期の直前か初期が適期 |
用土は市販のさぼてん多肉植物の土(Amazon)を使うと手軽です。根が太く深く張るので、プレステラ90深型(スリット鉢)(Amazon)のような深めの鉢が向いています。
冬越し
耐寒温度の目安は-5℃ほどですが、5℃を保つと安心です。霜に当てると傷むので、冬は室内の明るい場所に取り込み、水やりを控えめにしましょう。
ピグマエア ミュータントの増やし方
| 方法 | 難易度 | 適期 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 株分け | ★☆☆ かんたん | 3〜5月、9〜10月 | 子株に根がつき、軽い力で外れる大きさになったら、植え替えのときに分ける |
| 葉ざし | ★★☆ ふつう | 同上 | 葉のつけ根部分を必ずつけて外す |
流通名の株をタネから育てると、親と同じ窓の模様にならないことがあります。同じ姿を残したいときは株分けか葉ざしで増やしましょう。
よくあるトラブルと対策
| 症状 | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 窓の模様がぼやける・葉が開く | 光が足りない | レースのカーテン越しなど、もう少し明るい場所へ |
| 葉が茶色く焼ける | 強い直射日光 | 明るい日陰に移す |
| 株元がぶよぶよになる | 過湿による根腐れ | 水やりを控え、傷んだ根を切って植え替える |
| 根に白い虫 | ネジラミ(サボテンネコナカイガラムシ) | 植え替え時に根を洗う |
カイガラムシやアブラムシの予防には、株元にまく浸透移行性の粒剤が便利です。使用量と対象の植物は、ラベルの表示を確認しましょう。
・オルトランDX粒剤(Amazon)
よくある質問(FAQ)
Q. ピグマエア ミュータントとピグマエアは別の植物ですか?
A. ピグマエア ミュータントは、ピグマエアとして流通する株につけられた販売時の名前で、学名上は区別されていません。育て方も同じです。
Q. 窓のざらつきがない株もありますか?
A. あります。すりガラスのようなざらつきは株によってあったりなかったりします。窓がフラットで葉先が丸いのがピグマエアの特徴です。
Q. 室内だけで育てられますか?
A. 明るい日陰であれば室内でも育てられます。暗すぎると間のびするので、窓辺のレースのカーテン越しの光が目安です。
まとめ
- ピグマエア ミュータントは、ハオルチア「ピグマエア」の流通名
- 葉先にフラットな三角形の窓。すりガラス状のざらつきが出ることも
- 一年中明るい日陰。光が足りないと窓の模様がぼやける
- 生育期は乾いたらたっぷり、夏と冬は控えめ。冬は5℃を保つ
- 株分けか葉ざしで増やす(3〜5月、9〜10月)
ほかの窓系ハオルチアはハオルチア・クーペリーの育て方もあわせてご覧ください。


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