緑の葉に銀白色の斑がくっきり入り、まるでアルミ箔を貼ったようなピレア・カディエレイ(アルミニウムプランツ)。コンパクトで育てやすく、明るい葉色が室内を明るくしてくれる観葉植物です。この記事では、NHK出版「みんなの趣味の園芸」と米国動物虐待防止協会(ASPCA)の情報をもとに、ピレアの特徴・種類・育て方・切り戻しとさし木での増やし方を表でわかりやすく解説します。
この記事の結論(3行まとめ)
① ピレア・カディエレイはイラクサ科ミズ属。和名アサバソウ、別名アルミニウム・プランツ。ベトナム原産
② 春〜秋は戸外、冬は室内でガラス越しの日光に当てる。水は鉢土の表面が乾いたら
③ 年1回4〜9月に植え替えて切り戻し。さし木は2〜3週間で発根。ASPCAでは犬・猫・馬に無毒
ピレア・カディエレイとは?



「みんなの趣味の園芸」によると、ピレアはイラクサ科ミズ属の植物で、世界の熱帯から亜熱帯に約650種が自生しています。古くから栽培されているのは、ベトナム原産のピレア・カディエレイ(Pilea cadierei)で、和名はアサバソウ、別名アルミニウム・プランツ。緑色の葉に銀白色の斑が入ります。
| 学名 | Pilea cadierei |
| 科・属 | イラクサ科・ミズ属(ピレア属) |
| 和名・別名 | アサバソウ、アルミニウム・プランツ |
| 原産地 | ベトナム(ピレア属は世界の熱帯〜亜熱帯) |
| 草丈 | 5〜30cm |
| 耐寒性/耐暑性 | 普通/強い |
| ペットへの毒性 | 犬・猫・馬に無毒(ASPCA) |
花が咲くことも

株が充実すると、写真のように長い花茎の先に小さな花が集まって咲くことがあります。
主な種類
| 名前 | 学名 | 特徴 |
|---|---|---|
| ピレア・カディエレイ | P. cadierei | ベトナム原産。緑の葉に銀白色の斑(アサバソウ) |
| ピレア・カディエレイ‘ミニマ’ | P. cadierei ‘Minima’ | 全体が小型。緑の葉に銀白色の斑。最近よく出回る |
| ピレア・ミクロフィラ | P. microphylla | 南米原産。米粒ほどの小さな葉(コメバコケミズ) |
| ピレア‘ムーン・バレー’ | Pilea ‘Moon Valley’ | 萌黄色の葉の全面にちりめん状のしわ |
| ピレア‘シルバー・ツリー’ | Pilea ‘Silver Tree’ | 小型の葉に銀白色の模様が大きく入る |
ピレアの年間栽培カレンダー
| 時期 | 置き場所 | 水やり | 肥料 | 作業 |
|---|---|---|---|---|
| 4〜5月 | 戸外 | 鉢土の表面が乾いたら | 緩効性化成肥料を2か月に1回/液肥を1週間〜10日に1回 | 植え替え・切り戻し・さし木 |
| 6〜9月 | 戸外 | 鉢土の表面が乾いたら | 同上 | 植え替え・切り戻し・さし木(9月まで) |
| 10月 | 戸外(寒くなったら室内へ) | 鉢土の表面が乾いたら | 同上 | - |
| 11〜3月 | 室内でガラス越しの日光 | 鉢土が乾いたら | なし | 株が軟弱にならないよう注意 |
ピレアの育て方
置き場所

「みんなの趣味の園芸」によると、春〜秋は戸外に置き、冬は室内でガラス越しの日光に当てます。冬は株が軟弱にならないよう注意しましょう。
水やり
| 季節 | 水やりの目安 |
|---|---|
| 春〜秋 | 鉢土の表面が乾いたら与える |
| 冬 | 鉢土が乾いたら与える |
用土・肥料
用土は腐植質で水はけのよい赤玉土小粒7・腐葉土3などが目安です。肥料は春〜秋の生育期に、緩効性化成肥料を2か月に1回、または速効性の液体肥料を1週間〜10日に1回与えます(みんなの趣味の園芸)。
植え替えと切り戻し
生育が盛んなので、1年に1回、4〜9月に植え替えます。植え替えの際に茎を1/3程度残して切り戻すと新芽が伸び、葉は3週間ほどで伸びてきます(みんなの趣味の園芸)。こんもりした姿を保つコツです。
ピレアの増やし方(さし木)
「みんなの趣味の園芸」によると、さし木の適期は4〜9月です。切り戻しで出た枝を使うと無駄がありません。
- STEP1枝を切り分ける
伸びすぎた枝を5cm程度に切り分け、先端部の葉を残して下葉を落とします。
- STEP2用土にさす
パーライトとバーミキュライトを等量混ぜた用土を入れた3号ポットに、茎の1/2程度をさします。
- STEP3乾かさずに管理
明るい日陰で、さし床を乾かさないようこまめに管理します。
- STEP4発根・鉢上げ
2〜3週間で発根し、1か月後を目安に鉢上げします。
病害虫と対策
| 症状 | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 新葉が黒くなって枯れる | 葉枯病 | 発病した葉を取り除く |
| 葉に径3〜20mmほどの褐色で円形の病斑 | 炭そ病 | 発病した葉を取り除く |
| 葉に小さな穴 | ナメクジ | 誘引剤で防除 |
| 葉がかすれる・枝に白い虫 | ハダニ、カイガラムシ(年間を通して) | 見つけしだい駆除 |
ペットがいても飾りやすい
ASPCA(米国動物虐待防止協会)の有毒・無毒植物リストでは、アルミニウムプランツ(Aluminum Plant/Pilea cadieri)は犬・猫・馬に無毒(Non-Toxic)とされています。ただし、どんな植物でも食べすぎれば体調を崩すことがあるので、ペットがかじらない場所に置くと安心です。
よくある質問(FAQ)
Q. 茎が伸びて形が乱れてきました。
A. 4〜9月の植え替え時に、茎を1/3程度残して切り戻しましょう。3週間ほどで新しい葉が伸びてきます(みんなの趣味の園芸)。
Q. 冬に葉が落ちて元気がありません。
A. 冬は室内でガラス越しの日光に当て、株が軟弱にならないよう管理します。水やりは鉢土が乾いてからにしましょう。
Q. 「アルミニウムプランツ」と「ピレア」は同じ?
A. ピレアは属の名前で、アルミニウム・プランツはその代表種ピレア・カディエレイの別名です(みんなの趣味の園芸)。
まとめ
- ピレア・カディエレイはイラクサ科ミズ属。和名アサバソウ、別名アルミニウム・プランツ
- 緑の葉に銀白色の斑。ミニマやムーン・バレーなど種類も多い
- 春〜秋は戸外、冬は室内でガラス越しの日光に当てる
- 年1回4〜9月に植え替えて切り戻し。さし木は2〜3週間で発根
- ASPCAでは犬・猫・馬に無毒とされている
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