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【メラコ(メラルコ)】の育て方|糖蜜色に色づかせるコツ・水やり・増やし方を表で解説

メラコ(エケベリア・メラコ) エケベリア属

ツヤツヤの葉が、銅色からプラム色、チョコレートブラウンへと季節ごとに色を変えるメラコ(メラルコ)。名前の由来はポルトガル語の「糖蜜(モラセス)」で、まさにシロップのような深い色合いが魅力のエケベリアです。この記事では、米国の多肉植物専門ナーセリーの情報とNHK出版「みんなの趣味の園芸」のエケベリア栽培情報をもとに、メラコの特徴と色をきれいに出す育て方を表で解説します。

この記事の結論(3行まとめ)
① Echeveria ‘Melaco’。名前はポルトガル語で「糖蜜」。ツヤのある銅〜チョコレート色の葉が特徴
② 色を出すカギは日光。涼しい時期と明るい光で濃いプラム〜チョコ色に、夏はサーモン〜銅色に
③ 霜に弱い(ゾーン10=約−1℃)。冬は最低気温5℃を目安に室内へ

メラコ(メラルコ)とはどんな多肉植物?

メラコは、ベンケイソウ科エケベリア属の交配種で、学名は Echeveria ‘Melaco’(’Melaço’ とも表記)。当ブログでは「メラルコ」の名前で入手した株ですが、葉の特徴からエケベリア・メラコと考えられます。米国のナーセリー Mountain Crest Gardens によると、名前はポルトガル語で「糖蜜(molasses)」を意味し、ツヤのある葉の色にちなんだものです。

多くのエケベリアが白い粉をまとっているのに対し、メラコの葉はツヤのある光沢が特徴。色は銅色、プラム、サーモン、チョコレートブラウンのグラデーションで、中心が緑になることもあります。交配親や作出者は、今回調べた資料では確認できませんでした(Plantlust に情報を寄せたナーセリーも「種としての情報はない」としています)。

季節による色の変化

条件葉の色
涼しい時期・明るい光濃いプラム色〜チョコレートブラウン
夏サーモンピンク、銅色、明るい茶色に色あせる
出典:Plantlust(Little Prince of Oregon の説明)、Mountain Crest Gardens

夏に色があせるのは季節や光量による自然な変化で、病気ではありません。秋〜冬に再び深い色に戻ります。

基本データ

学名Echeveria ‘Melaco’(’Melaço’)
科・属ベンケイソウ科・エケベリア属(交配種)
名前の由来ポルトガル語で「糖蜜」
大きさロゼット直径 約7.5〜10cm、高さ 約15〜20cm
花春〜夏、オレンジ〜コーラル色のベル形
耐寒性USDAゾーン10(約−1℃)。強い霜には耐えない
耐暑性暑さに強いとされる
難易度★★☆☆☆(増やしやすい)
出典:Mountain Crest Gardens「Echeveria ‘Melaco’」、Plantlust「Echeveria ‘Melaço’」

メラコの年間栽培カレンダー

時期状態置き場所水やり肥料作業
3月🌱生育開始日当たりのよい場所少しずつ再開-植え替え・増やし方(適期)
4〜6月🌱生育期・開花日当たり・風通しのよい戸外土が乾いたらたっぷり少量植え替え・株分け・葉ざし・さし芽
梅雨〜8月😴休眠雨の当たらない半日陰控えて乾燥ぎみになし蒸れ対策(色はあせやすい)
9〜11月🌱生育期・色づき日当たりのよい戸外土が乾いたらたっぷり少量(早めに)植え替え・増やし方(9〜10月)
12〜2月😴休眠室内の明るい場所(最低5℃以上)控えて乾燥ぎみになし寒さ対策
出典:みんなの趣味の園芸「エケベリアの育て方・栽培方法」をもとに作成

メラコの育て方

置き場所・日当たり

日当たりのよい場所で育つメラコ
明るい光で深い色に

Mountain Crest Gardens では、メラコが色と締まった形を保つには明るい日光が必要で、室内なら日当たりのよい窓辺に置くよう勧めています。「みんなの趣味の園芸」でも、エケベリアは春と秋は日当たりのよい戸外で管理し、高温多湿に弱いので梅雨から夏は雨に当てず、風通しのよい半日陰で夏越しさせるのが基本です。

季節置き場所ポイント
春・秋日当たり・風通しのよい戸外光でプラム〜チョコ色が深まる
梅雨・夏雨の当たらない風通しのよい半日陰色があせるのは自然なこと
冬室内の明るい窓辺最低気温5℃を下回る前に取り込む
出典:Mountain Crest Gardens、みんなの趣味の園芸

水やり

Mountain Crest Gardens は、腐敗を防ぐため水はけのよさと控えめな水やりが大切だとしています。鉢底から流れ出るまでたっぷり与えたら、土が完全に乾くまで次の水やりを待ちましょう。休眠期の夏と冬は、さらに控えめにします(みんなの趣味の園芸)。

季節目安ポイント
春・秋土が完全に乾いたら、鉢底から流れるまで受け皿の水は捨てる
夏控えて乾燥ぎみに涼しい夕方以降に少量
冬控えて乾燥ぎみに暖かい日の午前中に少量
出典:Mountain Crest Gardens、みんなの趣味の園芸

用土・肥料

Mountain Crest Gardens では、粗い砂・軽石・パーライトなどの鉱物質を50〜70%含むサボテン・多肉植物用の土を推奨しています。肥料は春と秋の生育期に少量。「みんなの趣味の園芸」によると紅葉期に肥料分が多いと発色がくすむので、秋の施肥は早めに切り上げましょう。

冬越し

冬のメラコ
寒い時期は色が最も濃くなる

Mountain Crest Gardens では耐寒の目安をUSDAゾーン10(約−1℃/30°F)とし、強い霜には耐えないとしています。「みんなの趣味の園芸」の目安どおり、最低気温が5℃を下回るようになったら室内の明るい場所へ取り込みましょう。

メラコの増やし方

Mountain Crest Gardens によると、メラコは株元に子株を出し、そのまま群生させても、外して植え替えてもOK。さし芽や成熟した葉の葉ざしでも増やせる「増やしやすい」品種です。適期は「みんなの趣味の園芸」でエケベリアの適期とされる3〜6月または9〜10月です。

株分け(子株の植え替え)の手順
  • STEP1
    子株を選ぶ

    根がついた子株を選びます。

  • STEP2
    親株から外す

    手やハサミで、根を傷めないように切り分けます。

  • STEP3
    切り口を乾かす

    日陰で数日乾かします。

  • STEP4
    植え付け

    乾いた用土に植え、数日たってから水やりを始めます。

よくあるトラブルと対策

症状主な原因対策
夏に色が薄くなった季節による自然な変化秋によく日に当てると戻る
一年中緑っぽい日照不足日当たりのよい窓辺や戸外へ
茎が伸びて形が乱れる日照不足(徒長)明るい場所へ。さし芽で仕立て直す
株元が黒く溶ける過湿・水はけの悪さによる腐敗水はけのよい土に植え替え、水やりを控える
葉が透けて傷む霜・凍結冷え込む前に室内へ
白い綿状の虫カイガラムシ見つけしだい除去
出典:Mountain Crest Gardens、Plantlust、みんなの趣味の園芸

寄せ植え・インテリアでの楽しみ方

Mountain Crest Gardens では、背丈と独特の色から「寄せ植えで目を引く存在」と紹介されています。淡いグリーンや青白い品種と合わせると、深い銅色がいっそう映えます。黒系のブラッククイーンや、淡緑のピーチプリティとの組み合わせもおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q. 「メラルコ」と「メラコ」は同じ?

A. 一般的には Echeveria ‘Melaco’(メラコ)の名前で流通しています。当ブログの株は「メラルコ」の名前で入手しましたが、ツヤのある銅色の葉など特徴からメラコと考えています。購入時はラベルの学名も確認しましょう。

Q. ペットがいても大丈夫?

A. Mountain Crest Gardens では「ペットセーフ」と表示されています。とはいえ、どんな植物でも食べると体調を崩すおそれがあるので、ペットの届かない場所に置くと安心です。

Q. 葉にツヤがあるのは正常?

A. はい。メラコは白い粉をまとう品種と違い、ツヤのある光沢の葉が特徴です。

まとめ

  • メラコ(Echeveria ‘Melaco’)はツヤのある銅〜チョコレート色の葉が魅力の交配種
  • 名前はポルトガル語で「糖蜜」
  • 明るい光で色が深まる。夏の色あせは自然な変化
  • 水やりは「土が完全に乾いてからたっぷり」。冬は5℃を目安に室内へ
  • 子株・さし芽・葉ざしで増やしやすい

季節ごとに糖蜜のような深い色合いを見せてくれるメラコ。日当たりを工夫して、いちばん濃いチョコレート色を引き出してみてください。

参考文献

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