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【ブロウメアナ】の育て方|小さな葉が広がるクラッスラの特徴・水やり・冬越し・寄せ植え

ブロウメアナ クラッスラ属
ブロウメアナ

小さな丸い葉を細い茎にたくさんつけ、鉢からあふれるように広がるブロウメアナ(Crassula expansa subsp. fragilis)。南アフリカ東部からマダガスカルに分布するクラッスラ属の多肉植物で、寄せ植えのすき間を埋めるグランドカバーとしても人気です。この記事では、ブロウメアナの特徴、置き場所・水やり・冬越し、さし芽での増やし方、寄せ植えでの使い方を、実際に育てている株の写真と表で解説します。

この記事の結論(3行まとめ)
① ブロウメアナはクラッスラ・エクスパンサの亜種フラギリス。長さ数mm〜3.5cmほどの平たい葉を、折れやすい細い茎につけて這うように広がる
② 明るい半日陰がよく育つ。強い日差しでは葉がピンクがかり、暗すぎると間のびする。水はけのよい用土で、乾いてから水やり
③ 乾いた用土なら軽い霜に耐えるが、凍結は避ける。さし芽・葉ざしで簡単に増やせる

ブロウメアナとは?特徴と基本データ

ブロウメアナは、ベンケイソウ科クラッスラ属の Crassula expansa の亜種 fragilis です。fragilis は「もろい」という意味で、名前のとおり茎が細く折れやすいのが特徴です。アンゴラ、モザンビーク、ジンバブエ、南アフリカ東部、マダガスカルなどの標高50〜1,800mに分布し、岩場の割れ目にたまった腐植の多い場所や、湿った日陰、川沿いの林などに生えます。

根元の短い木質の部分から細い茎を何本も伸ばし、高さ25cmほどになります。茎は根元が赤褐色で、先のほうは緑色です。葉は平たいだ円形〜へら形で、長さ3〜35mm、幅2.5〜13mmほど。濃い緑色で、紫がかった模様が入ることもあります。茎の先に、長さ2〜3.5mmほどの白〜淡いピンクの小さな星形の花を集めて咲かせます。

項目内容
学名Crassula expansa subsp. fragilis(Crassula fragilis)
分類ベンケイソウ科クラッスラ属
原産地アフリカ南東部(南アフリカ東部、モザンビーク、ジンバブエなど)、マダガスカル
大きさ高さ25cmほど。茎が這うように広がる
葉平たいだ円形〜へら形。長さ3〜35mm。濃い緑色
花白〜淡いピンクの小さな星形の花が、茎の先に集まって咲く
耐寒性用土が乾いていれば軽い霜(−5℃くらいまで短時間)に耐える
増やし方さし芽、葉ざし、タネまき

ブロウメアナと、よく似たクラッスラ・ペクリアリス(Crassula peculiaris)は、区別されずに流通していることがありますが、別の種類です。

グランドカバーとしての楽しみ方

ブロウメアナは茎を伸ばして広がり、鉢の表面を覆うように茂ります。エケベリアなどのロゼットの株元に植えると、すき間を埋めるグランドカバーになります。

自生地では湿った半日陰の岩場に生えるので、ロゼットの株元のように少し日陰になる場所でもよく育ちます。ただし茂りすぎると蒸れやすいので、混み合った部分は切り取って風通しをよくしましょう。

ブロウメアナの年間管理

時期置き場所水やり作業
春(3〜5月)明るい半日陰〜日なた用土が乾いたらたっぷり植え替え・さし芽・葉ざし
梅雨〜夏(6〜8月)雨の当たらない、風通しのよい明るい日陰用土が乾いたら与える。蒸れに注意さし芽。茂りすぎた部分を切る
秋(9〜11月)明るい半日陰〜日なた用土が乾いたらたっぷり植え替え・さし芽
冬(12〜2月)霜と凍結を避けた明るい場所。寒い地域は室内控えめに凍結に注意

ブロウメアナの育て方

置き場所・日当たり

やわらかい日差しが当たる明るい半日陰が向いていて、日陰にも耐えます。強い直射日光に当てると葉がピンクがかり、暗すぎると茎が間のびします。日陰から急に強い日なたに出すと葉焼けするので、少しずつ慣らしましょう。

水やり

時期水やり
生育期用土が乾いてから、鉢底から流れるまでたっぷり
冬回数を減らして控えめに
注意点受け皿の水は捨てる。急に乾いたり湿ったりをくり返すと、葉がむくんで傷むことがある

根腐れしやすいので、水はけのよい用土で育て、湿ったままにしないことが大切です。

用土

砂や軽石などを多めに混ぜた、水はけのよい用土が向いています。市販の多肉植物用の土を使うと手軽です。

・さぼてん多肉植物の土(Amazon)

冬越し

ブロウメアナは、用土が乾いていれば軽い霜や−5℃くらいまでの短い冷え込みに耐えますが、霜に当たると傷むことがあります。凍結するような寒い地域では鉢植えにして、冬は室内の明るい場所で管理しましょう。

ブロウメアナの増やし方

方法難易度ポイント
さし芽★☆☆ かんたん伸びた茎を切り、湿らせた砂の多い用土にさす
葉ざし★☆☆ かんたん葉を外して1日乾かし、用土にさす
タネまき★★☆ ふつうタネからもよく育つ
さし芽の手順
  • STEP1
    茎を切る

    春か夏に、元気な茎を数cmの長さに切ります。茎は折れやすいので、ていねいに扱います。

  • STEP2
    用土にさす

    砂の多い水はけのよい用土を軽く湿らせ、茎をさします。

  • STEP3
    明るい日陰で管理

    根が出るまでは明るい日陰に置き、用土を乾かしすぎないようにします。

  • STEP4
    根づいたら通常の管理に

    新しい葉が動き出したら、少しずつ明るい場所に移します。

病害虫とトラブル

症状主な原因対策
葉の間や茎に白い綿のような虫コナカイガラムシ見つけしだい取り除く。薬剤で防除
茎や葉に動かない小さな虫カイガラムシブラシなどでこすり落とす
茎がひょろひょろ伸びる日照不足明るい半日陰〜日なたへ。伸びた茎は切ってさし芽に
株元が蒸れて茶色く傷む過湿・茂りすぎ混み合った部分を切り、用土が乾いてから水やり
葉がむくんだように傷む急な水分の変化用土が乾いてから水やりする習慣を守る

コナカイガラムシなどを見つけたときは、スプレータイプの殺虫殺菌剤がすぐに使えて便利です。使用できる植物と回数はラベルで確認しましょう。
・ベニカXファインスプレー(Amazon)

よくある質問(FAQ)

Q. ブロウメアナの茎がすぐ折れます。

A. ブロウメアナは、名前(fragilis=もろい)のとおり茎が折れやすい植物です。折れた茎はさし芽にすれば根づくので、新しい株として育てましょう。

Q. ブロウメアナは日陰でも育ちますか?

A. 日陰にも耐えますが、暗すぎると茎が間のびします。やわらかい日差しが当たる明るい半日陰がおすすめです。

Q. ブロウメアナとペクリアリスは同じ?

A. よく区別されずに流通していますが、別の種類です。

まとめ

  • ブロウメアナはクラッスラ・エクスパンサの亜種フラギリス。アフリカ南東部〜マダガスカルに分布
  • 細く折れやすい茎に小さな平たい葉をつけ、這うように広がる。寄せ植えのグランドカバーに向く
  • 明るい半日陰で、水はけのよい用土。乾いてから水やり
  • 軽い霜には耐えるが、凍結する地域は冬は室内へ
  • さし芽・葉ざしで簡単に増やせる

写真で一緒に写っている子宝草は、子宝草の育て方で紹介しています。

参考文献

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