PR

【胡蝶の舞】の育て方|カランコエ・フェドチェンコイの特徴・水やり・冬越しを表で解説

胡蝶の舞(カランコエ・フェドチェンコイ) ベンケイソウ科

ふちが波打つ丸い葉が重なり、冬にはベル形の花を下向きにつり下げる胡蝶の舞(こちょうのまい)。日光や寒さで葉がピンクに染まる姿は、まさに蝶が舞うような華やかさです。この記事では、植物図鑑 botanic.jp、NHK出版「みんなの趣味の園芸」のカランコエ(多肉植物)の栽培データ、海外の専門店の情報をもとに、胡蝶の舞の特徴と育て方を表でわかりやすく解説します。

この記事の結論(3行まとめ)
① 一般にカランコエ・フェドチェンコイ(Kalanchoe fedtschenkoi)。マダガスカル南部原産のベンケイソウ科
② 夏型の多肉植物。4〜9月が生育期で、10〜3月はほぼ断水
③ 最低気温10℃を下回ると生育が鈍るので室内へ。凍結は不可

胡蝶の舞とはどんな多肉植物?

「胡蝶の舞」は、ベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物で、一般にカランコエ・フェドチェンコイ(Kalanchoe fedtschenkoi、シノニム Bryophyllum fedtschenkoi)を指します。botanic.jp によると、マダガスカル南部原産で、高さは25〜30cmほど。青緑色の肉厚の葉は楕円形〜倒卵形で、縁が波状になり、強い日差しや乾燥でピンクや赤に色づきます。花はオレンジ〜サンゴ色の筒状で、まとまって咲きます。

当ブログの株は、葉がクリームやピンクに色づく斑入りのタイプとみられます。英語圏では「Lavender Scallops(ラベンダー・スカラップ=ラベンダー色の波形)」とも呼ばれています。

📌 同じ名前の別種に注意
botanic.jp では、カランコエ・ラクシフローラ(K. laxiflora)も「胡蝶の舞」として紹介されています。こちらもマダガスカル原産で、縁が大きく波打つ楕円形の葉と、垂れ下がるオレンジ色の花が特徴です。購入時はラベルの学名を確認しましょう。

基本データ

学名Kalanchoe fedtschenkoi(syn. Bryophyllum fedtschenkoi)
科・属ベンケイソウ科・カランコエ属
原産地マダガスカル南部
草丈25〜30cm
葉青緑色、楕円形〜倒卵形で縁が波状。日差しや乾燥でピンク〜赤に
花オレンジ〜サンゴ色の筒状の花
生育型夏型(4〜9月が生育期)
耐寒性弱い。短時間なら約−2℃に耐えるとされるが凍結は不可
出典:botanic.jp「カランコエ・フェドチェンコイ」、みんなの趣味の園芸「カランコエ(多肉植物)」、Planet Desert

胡蝶の舞の年間栽培カレンダー

時期状態置き場所水やり肥料作業
4〜9月🌱生育期日当たり・風通しのよい戸外土が乾いたらたっぷり少量植え替え・株分け・さし芽・葉ざし
10月〜生育ゆっくり最低気温10℃を下回ったら室内の明るい場所へ断水(月1〜2回の葉水のみ)なし取り込み
冬😴休眠・開花室内の明るい窓辺断水(月1〜2回の葉水のみ)なし花を楽しむ
3月休眠明け室内の明るい場所新芽が動いたら徐々に再開なし-
出典:みんなの趣味の園芸「カランコエ(多肉植物)の育て方・栽培方法」をもとに作成

胡蝶の舞の育て方

置き場所・日当たり

日当たりのよい場所で育つ胡蝶の舞
よく日に当てると葉がピンクに色づく

「みんなの趣味の園芸」では、カランコエ(多肉植物)は夏型として育て、4〜9月は日当たりと風通しのよい戸外で管理するとしています。暑さに強く、夏でも生育が鈍ることは通常ありません。最低気温が10℃を下回ると生育が鈍るため、室内の明るい場所に取り込んで冬越しさせます。

また、カランコエの多くは短日植物で冬に開花します(みんなの趣味の園芸)。日が短くなる秋以降、夜まで照明が当たる場所に置くと花芽がつきにくくなることがあるので注意しましょう。

水やり

時期水やりの目安
生育期(4〜9月)用土の表面が乾いたらたっぷり
休眠期(10〜3月)月に1〜2回葉水を与える以外は断水し、乾燥させる
春の再開新芽が動き始めたら、徐々に水やりを始める
出典:みんなの趣味の園芸「カランコエ(多肉植物)」

用土・肥料

用土割合
鹿沼土小粒2
赤玉土小粒2
ピートモス2
川砂2
くん炭2
出典:みんなの趣味の園芸(数字は容量比)

肥料は夏の生育期に緩効性化成肥料か液体肥料を少量施します(みんなの趣味の園芸)。

植え替え

2〜3年に1回、生育期の直前か初期が適期です。群生している株は株分けし、茎が伸びた株は剪定やさし木で仕立て直しましょう(みんなの趣味の園芸)。

胡蝶の舞の増やし方

さし芽で増やした胡蝶の舞
茎を切ってさし芽にできる

「みんなの趣味の園芸」によると、カランコエ(多肉植物)は株分け・さし芽・葉ざし・タネまきで増やせ、適期はいずれも4〜9月です。葉ざしでは葉のつけ根を必ずつけて外すのがポイントです。

さし芽の手順
  • STEP1
    茎を切る

    4〜9月に、元気な茎を数節つけて切り取ります。

  • STEP2
    切り口を乾かす

    下葉を外し、切り口を日陰で数日乾かします。

  • STEP3
    乾いた用土にさす

    乾いた用土にさし、明るい日陰で管理します。

  • STEP4
    根が出たら水やり

    根が出て新芽が動き出したら水やりを始めます。

よくあるトラブルと対策

症状主な原因対策
葉が落ちる・しわしわ冬の寒さ、水切れ最低気温10℃を目安に室内へ。生育期は乾いたらたっぷり
茎が伸びて形が乱れる日照不足日当たりのよい場所へ。剪定・さし木で仕立て直す
花が咲かない夜間の照明(短日植物)秋以降は夜に明かりが当たらない場所へ
葉が緑のまま色づかない日照不足、水が多いよく日に当て、水やりにメリハリを
白い綿状の虫・小さな虫カイガラムシ、アブラムシ見つけしだい除去
根に白い粉ネジラミ植え替え時に根を洗って除去
出典:みんなの趣味の園芸「カランコエ(多肉植物)」、botanic.jp

⚠ ペットや子どもの誤食に注意
カランコエ属には、同属の子宝弁慶草のように有毒成分(ブファジエノリド類)を含む種が知られています。胡蝶の舞についても、海外の販売店では「人やペットに有毒の可能性がある」と注意書きされています。手の届かない場所に置きましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 冬に花が咲くのはなぜ?

A. カランコエの多くは日が短くなると花芽をつける「短日植物」で、冬に開花します(みんなの趣味の園芸)。

Q. 胡蝶の舞錦(斑入り)も育て方は同じ?

A. 基本は同じです。斑入りの部分は葉緑素が少ないので、真夏の強い日差しで葉焼けしないよう様子を見ながら管理しましょう。

Q. 冬は何度まで大丈夫?

A. 「みんなの趣味の園芸」では最低気温10℃を下回ったら室内に取り込むことをすすめています。凍結すると傷むので、外に出しっぱなしにしないようにしましょう。

まとめ

  • 胡蝶の舞は一般にカランコエ・フェドチェンコイ。ラクシフローラも同名で流通することがある
  • 波打つ青緑の葉が日差しや乾燥でピンク〜赤に。冬にベル形の花
  • 夏型。4〜9月は日当たりのよい戸外、10〜3月はほぼ断水
  • 最低気温10℃を下回ったら室内の明るい場所へ
  • さし芽・株分け・葉ざしで増やせる(4〜9月)

季節ごとに葉色を変え、冬には可憐な花も楽しめる胡蝶の舞。寒さにだけ気をつけて、蝶のように舞う姿を楽しんでください。

参考文献

コメント

タイトルとURLをコピーしました